SO CRAZY!  byサクライ和泉


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癒しのSM     2002年09月03日(火)

あんまりにもやもや、くやしくて、やりきれないので、
店主に
「縛って・・・」
と哀願した。

狭い狭い事務所で、がんじがらめに縛られていくあたし。
縛りの型もなにもなく、ただただがんじがらめに。
縄があたしにかけられるたびに「和泉」がここにいるのが感じられる。
スゴク切なく、甘美なものが背筋を通り抜ける。
縄がかけられただけ−−それだけなのに吐息が漏れる。
どこにいったらいいのかわからない、どこかに行ってしまいそうな恐怖から
開放される瞬間。
酷い事なのかも知れない。
でも、なによりも誰よりもどんな言葉やキスやハグよりも優しい。
あたしにも、あたしがどうなってしまうのか解らないから縛ってもらう。


カメラの液晶のあたしは、すごく幸せそうな顔をしている。
はやく貴方と一つになりたい、そう願って。
手の指さえも自由が奪われて。
それで初めて幸せを感じる。


挿入されたとき、もしも縄が無かったら
あたしは暴れていたかもしれない。
もはや喘ぎ声とは思えない、獣のような叫び声を上げて
ペニスを受け入れる。


嬉しくて、涙が自然と出てきた。
愛されてるのを感じると、いつも泣いてしまう。




毒をもって毒を征す。
毒は、使いようによっては薬にもなる。
毒を薄めたものを皆、薬として使っている。
あまりに一方通行な性欲は鋭利な刃物となって、他人を傷つける。




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