いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2014年10月27日(月) 地方議員選挙立候補予定者に見る甘さ!

 次世代の党東京都支部連合会幹事として、公認希望者の審査に立会い、さらには、田母神俊雄氏の私塾である「田母神塾」の師範代として、次期統一地方選挙に出馬されたい方々とお話する機会が多い。

 残念ながら、これらの新人の方々は特徴的な類別ができるのだ。(類別区分は、私の勝手な私見である)

①保守活動を活発にしてきたが、正規雇用についていない、又は、自営や再就職に失敗してフリーター(転職型)

②長い間サラリーマン、OLとして実績を残してきたが、地域社会とはまったくかか わりがない(パートタイム住民型)

③そこそこの社会的名声があるため、上から目線になってしまう(能書き型)

④高学歴で、鼻っぱしが強いが社会人としては経験不足(勘違い型)

 複数の類別に当てはまる方も多くいるし、特に「地域コミュニテイとの交流が皆無」という、地方議員にとって極めて重要なスキルに欠ける出馬希望者がいかに多いことか…

 そして、概ねどの類別にも当てはまるのが、「党公認=当選」という勘違いである。確かに、都内の多くの自治体で、無所属候補は当選が大変厳しいことは事実である。が、では党公認で票が増えるか?自民、公明、共産であればYESであるが、それ以外は、民主党を含め(民主の労組候補以外)、党の公認は、票の上乗せにしか過ぎないのが実情である。

 ましてや、支持率が1%以下の、維新の党、次世代の党、太陽の党などは、政党票は「皆無」ぐらいのつもりでないと、当選はおぼつかないと思う。

 新人のうちは、政党のポスターを貼り、ビラを配り、朝晩の街頭演説を行い、様々な集会、会合に出、嫌がられても名刺を配り、それこそ、ドブ板を繰り返して、繰り返して、なんとか当選ラインに届くのが地方議員選挙だ。

 具体的な事例は立場上お話できないが、その覚悟がほとんどの候補予定者に欠落している。残り6ケ月、その覚悟を持つことができ、ドブ板を繰り返し、人間性を備えた候補者だけが栄冠を勝ち取ることができるだろう。(ただし、稀に、私のように人間性に欠陥があっても当選することがある!)

 わが党に限らず、弱小政党の公認候補予定者のみなさん、政党より「自分」という商品を、いかに、消費者(有権者)に買って(投票)いただくか、究極のマーケッテイングに挑んでみていただきたい。


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