いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2012年05月17日(木) 日本中の笑いもの!大田区役所by産経新聞

 先日も指摘したが、大田区報5月1日号の「区民の広場」という掲示コーナーに「エッ!子どもたちが危ない?大田区の教科書はどう変わったか」という反育鵬社教科書の講演会の告知を掲載したのだ。主催団体は「9条の会」、あきらかに政治目的の集会であり、「政治・宗教・営利目的は掲載しない」という基準に反している。

 担当の広報課長は私の指摘に対して「政治目的ではないと判断している」「故意に掲載したのではない」「区が事前の検閲まがいのことはできない」と強弁した。


 どうみても一瞬で「政治目的」だとわかる講演会である。では、私が「尖閣諸島購入の石原発言を支持する」講演会を開催するから掲載せよ、と迫ると「政治目的だからダメ」だと言う。面白いから試してみた。「では、尖閣諸島購入の石原発言を受けて、尖閣の歴史を学ぶ会ならどうか?」と質問すると「それならいい」とおっしゃる。どう聞いても詭弁である。

 しかし、良識派のマスコミ産経新聞は偉かった。本日発売の朝刊2面、社説の隣に4段で「区報に反対派の告知、区側、ミスと釈明」と書いてくれた。大田区教育長のコメントとして「適正な手続きを経て採択された教科書を公然と反対する政治的な活動を区報に掲載するのは不適切だ」とある。まともな感覚である。


 この掲載を見た日本中の知人、友人から「大田区はひどいな!頑張れ」とのメッセージを頂いたのが救いである。

 ところが、同じ区役所に勤務する所管の広報課長氏は、この産経の記事「区側、ミス釈明」は「事実ではない」と言い張っている。哀れな木端役人根性である。正しいことを正しいと言えない、ダメなことをダメと言えない、恐ろしい世界が「大田区役所」にはある。まるで「密告国家」北朝鮮や中国のようではないか。

 そういえば、単なる偶然だろうが、現大田区長は、日中友好協会会長だった宇都宮徳馬氏元秘書、先日2番目の副区長から筆頭副区長に昇進した遠藤氏は、大田区職員労組役員として職員を組合にオルグしていた活動家だ。さらには、遠藤氏と筆頭を交代した野田副区長は早稲田大学第二文学部で左派学生運動に関わっていた闘士だ。まさかとは思うが…

 頑張れ、良識派大田区職員!

 


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