いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2012年05月11日(金) 放送大学天川ゼミ訪台団1日目@国立政治大学

 今日から2泊3日の日程で、放送大学で修士論文のご指導を頂いた天川晃教授(現客員教授)の新任地である台湾にゼミ仲間と「追っかけゼミ」を企画した。

 羽田から一路台湾へ。旅行会社を経営していた平成13年までは、パスポートの査証欄が足りなくなるほど海外に出かけていたが、廃業してからは10数年ぶりのパスポートだ。それでも「昔取った杵柄」である。結局、にわか添乗員に任命された。(無論、無償)

 台湾に到着して最初の「仕事」は、東日本大震災において世界最大の支援を頂いた台湾の方々への謝意を書いたステッカーをバスに貼ることだ。日本政府のボケが中国に遠慮して、公式行事において台湾代表を冷遇したお詫びの意味もある。

 日本出発前に、グーグルの翻訳サイトで翻訳し、知り合いの看板屋さんに超格安で作成して頂いたものだ。3日間、このステッカーをバスの両サイドに貼って台北市内を走る。



 初日は、天川先生の赴任先である国立政治大学での講義と交流である。元々、国民党の幹部養成機関として蒋介石により設立された本学だが、現在ではエリート養成の総合大学となっている。

 会場となった教室には、大学院で日本語を学んでいる学生が集まってくれた。9.25の台湾大地震の時の話をした女子学生は、なんと「その時は爆睡していた」と日本語で語ったのには驚いた。それほど、日本語のレベルが高い。また、別の女子学生は、日本語がまだ慣れないので英語で話していいか、と流暢な英語で発言した。いずれにしても、流石一流大学である。

 講義は、東海大学教授(日本の大学とは無関係)、政治大学日本人教授、フィリピン大学教授、放送大学客員准教授と、国際色豊かなもので、大変充実したものであった。

 そして、当ゼミ名物、玄屋ゼミである。放送大学神奈川学習センターに近い居酒屋で、ゼミ終了後必ず開催される「飲み会」のことで、店の名前をとって、こう呼称しているのだ。今回の台湾追っかけゼミも、この玄屋ゼミで決定されたものだ。今日は「台湾玄屋ゼミ」と名付けられた。

 天川先生が事前に調査された「台湾の玄屋」は、それはそれは楽しい場所だった。訪台団のメンバーだけでなく、政治大学の先生、学生、台湾大学の
学生、台湾における我が国の大使館的存在の交流協会職員など多彩なメンバーでの「大夜間ゼミ」となった。


 感動的なのは、その楽しさだけではない。安さである。もう飲めない、食べれない、という程盛り上がって、私が清算にいったところ、なんと9000元(日本円で約27000円)、人数は25人はいたと思う。大満足だった。

 さらに、今晩は台北でもう一つの用事があった。台湾のロータリークラブの周年行事の祝宴に、大田区蒲田ロータリーのメンバーが訪台しており、私の親しい支援者もいるはずなのだ。

 私が宿泊しているホテルから、この方が泊まっているホテルに電話をかけ、当方のホテルとは格式が違う超高級ホテルのフロントで待ち合わせた。時刻は21時をまわっていたと思う。異国での再会に、うれしそうに出迎えてくれた彼は、私を宴席の後片付けをしている台湾ロータリーの面々に紹介してくださった。

 台湾ロータリーの皆さんは「日本からお祝いにわざわざ議員が来た」と大変喜んでいただいたが、若干の事実誤認は正に「外交辞令」としてお許しいただこう。

 先ほどの超格安とは、うってかわって超高価なビールをご馳走になり、深夜でも安全な台北の夜道をテクテクと歩いて帰った。いやはや、楽しく、充実した1日であった。

I LOVE TAIWAN!

 


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