いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年10月08日(土) 気仙沼市健康増進課「すこやか」の皆さん!

 先日、決算特別委員会の開始前に、保健所管理職から声をかけられた。気仙沼市へ派遣した大田区職員が、帰京前に気仙沼市の職員さんから次のように私宛の伝言を預かってきた、というのだ。

まさか議員さんだとは知らずに、こき使ってすみませんでした!

 あらまあ、バレちまったか。日本災害医療支援機構(JVMAT)のボランテイアとして現地にいたので、あえて語らなかったのだが、気仙沼市健康増進課での「活躍」については、6月4日の日記をご覧いただきたい。

 ここで疑問である。なぜ、議員だと「こき使っちゃいけない」のだろうか。議員、それも地方議員がいつの間にか「特権的」な立場になってしまったのかもしれない。それは、行政側だけでなく、議員本人も「自分は特別」と思い込んでいる可能性もある。

 地方議員は、住民の代弁者であり「特別な存在」であってはならないと思う。普通の区民と同じ感覚、同じ立場、同じ視点から区政に物申すことが求められるのだろう。

 「視察」と称して、被災地になど行っても何もわからない。(行かないよりはマシだが)現地の方々と、また支援の方々と共に働かせていただくことで判ることははてしない。気仙沼市での経験は素晴らしいものだった。議員と知れたら、決して感じられなかった想いだ。

 気仙沼市健康増進課「すこやか」の皆さん!今更ながら、お世話になりました。ありがとう!

 そういえば8月に、被災地でご一緒に活動した東京都医療救護班の担当職員さん、都立病院の医師、看護師さんたちと東京の気仙沼料理(?)の店で旧交を温めたことがあった。東京都の職員には議員であることは知らせていなかったし、現地で仕事がしずらくなるだろうと、現地でもあえて話さなかった。

 気仙沼料理の店で再会して、もういいだろう、と区議会議員の名刺を出すと、都の職員さん建は、別段驚かない。実は現地にいる時から知っていたのだそうだ。ただ、本人(私)が言い出さないので、黙っていたとのこと。毎晩、宿舎に戻りブログに書かれていないか、ヒヤヒヤな5日間だったと打ち明けられて驚いた。恐るべし、東京都の調査能力!

 


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