いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年05月11日(水) 私は平和祈念コンサート実行委員にはなりません!

 自宅に帰ると「平和祈念コンサート実行委員会」のお知らせなる書面がファックスで入っていた。

 10年程前から、8月15日の午後に「全議員が実行委員」になり「平和祈念コンサート」を行っている。終戦記念日に音楽を聴き、平和を祈り、その収益でアジアの子供たちを支援しよう、という趣旨だ。

 しかし回を重ねるうちに、だんだん趣旨が見えなくなり、議員がチケット販売で苦労し、最後は「自費で引き取り」支援者に配るなどということも頻繁に起こり、区の管理職や学校管理職には「チケット購入は任意」という名目の「強制」が働くことが恒例になった。

 出演者や楽団には、ある政党やその支持団体と関係の深いと言われる人々が選ばれるなど不審は少なからず募っていた。 

 そして、一昨年からは「九条の会」の講師を勤めている方が理事長の団体へ剰余金を寄附をし、カンボジアに学校を建設した。学校建設はいいだろう。が、少なくとも「全議員が実行委員」であるならば、政治的中立を担保しなければいけないと思うが、どうやら「与党」の皆さんはその点は「寛容」なようである。

 さて、そして今日のファックスだ。私の知らぬ間に、4名(自民・公明・民主・共産)の「会派代表者会議」において、今年の夏もコンサートを行うことが決定されたので、実行委員会に出てこい、という極めて乱暴な「お誘い」である。

 我が国が、大震災という国難の今「平和祈念コンサート」を開催して、カンボジアに学校を贈る場合か、との議論に参加させずに「実行委員」は冗談じゃない。謹んでお断り申し上げる。

 どうか、素直で従順な区議会議員の皆さんで、せいぜいコンサートを楽しんで、カンボジアに学校を作っておくれ。私は、8月15日、靖国神社で英霊に感謝の祈りを捧げ、被災地の支援に行ってくるから…

 もし、今回の「平和祈念コンサート」のポスター、チラシに「全区議会議員が実行委員」とあったら、それはウソである。私は、実行委員就任を承諾していないし、いまの状態での開催には反対なので、実行委員にはならない。

 コンサートより「議論する」マトモな区議会にしようぜ!!


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