2009年11月24日(火) |
官僚の手のひらの中で事業仕分けby民主党 |
民主党の事業仕分けが、連日マスコミで報道されている。政治家のスキャンダルや歳費の多寡だけに関心をよせていた、マスコミにコントロ−ルされた国民、有権者が自ら支払った税金の使い道に、関心を持つようになったこと、公開の場で議論すること、この2点は大いに評価できる。
が、だ。謝蓮舫議員の、あおの勝ち誇ったような顔だけは、なんとしても許しがたいものがある。勘違いも甚だしい。また、、面白いのは、各官庁が出してくる「事業仕分け対象事業」の内容だ。
仕分け人や、民主党の議員は、しょせん「予算組みの素人」である。とすれば、誰かが、この仕分け事業を「選んできた」はずだ。誰か?財務省主計局、というのが霞ヶ関や永田町で、風聞聞かれる「選んだ人たち」である。
さらに面白いのは、各官庁の「仕分け対象」は、必ずしも、各官庁の「主たる事業」ではない点だ。本日、まな板にあげあれたのは「自衛隊広報事業」である。
謝蓮舫議員らは、陸上自衛隊広報センタ−(朝霞駐屯地所在)を視察して、ヘリのシュミレ−タ−やなどを堪能して「入場料と取れ」と、事業削減を提示したそうだ。うまくやったな、防衛省と防衛主計官!というのが感想である。
まあ、そもそも世界中の軍隊の広報施設で「入場料」と取るところがあるのか、ぜひとも教えていただきたいものだ。それよりも、防衛予算のなかから、たかだかの広報予算を「仕分け」に出すとは、仕分け人や民主党もなめられたものだ。
自衛隊の本来の装備品などは、広報予算の比ではない。「この戦車の台数は必要か」「戦闘機は?」「艦艇は?」とやれば、すぐさま100億や200億は出て来るだろう。が、それは出てこない。
さらに、仕分け人に短時間で議論させるために、財務省作成の「論点マニュアル」が、配布されているとの情報もある。
「脱官僚」と叫びながら、財務事務次官を日本郵便社長に返り咲かせ、官僚作成の「論点」で、事業仕分け、なんとも「お茶目」な人々である。
そして、哀れなのは、院政を敷いている「小沢幹事長」が、決定権のすべてである点である。国会対策委員長ですら、この意向に逆らえば、路線変更を強要される、恐るべし「独裁帝国」に、哀れかな「議員バッチ」のため、必死にしがみついている各級議員さん!
ぜひとも「脱官僚」「脱日教組」「脱自治労」「脱連合」が出来たら、次は「脱小沢」をぜひとも成し遂げて欲しいものだ。多分、太陽が西から出ても、それは無理だ。あと、民主党にできないこと、それは、党本部と議会控え室に国旗を掲揚すること、遅刻しないこと。これも無理だと思う。
悔しかったらやってみろ!
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