いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年10月31日(土) 危機管理の甘さがまたまた露呈@大田区アスベスト除去

 大森南4丁目のアスベスト工場の跡地に、大田区は特別出張所などを建設する工事をすすめている。そして、この土壌からアスベストがみつかった。そこで、この除去工事などを行う業者を入札を行い決定したのだが、例によって「極めて談合くさい」、予定価格ぴったりの金額に、私は議決の際、退席をした。

 その後、奈須りえ議員の呼びかけで、この土壌置換工事が「あまりにもいい加減」なので、中止せよ、と超党派(共産党を除く)の区議で申し入れたそうだ。(私は連絡がつかず欠席)これも異例である。区長与党を標榜する、自民、公明、民主(民主は最近は少し変わったが)は、区長側の提案には異論を唱えることは、ほとんどない。

 この超党派の申し入れには、暢気な大田区のお役人もたまげたのだろう。区長は中国北京、大連へ、影の実力者、総務担当森部長はヨ−ロッパへご外遊中おっと、公務出張中にも関わらず、以下のような重大な決定をされた。なんだ、出来るじゃん!!おお、そういえば、お役人だけじゃない。多くの大田区議も今日現在海外滞在中だったな。(友好親善を目的に、北京、大連に自民5名、公明2名、民主1名。米国とカナダには自民5名、公明2名。合計区議会から15名海外出張中!)

 まあ、実は、超党派の中止申し入れを、日本経済新聞や東京新聞が報道してしまった、ということが「早急な対応」を可能にしたことの大きな要因でもあるのだろうが、とりあえずは、よしとしよう。何でも業者任せ、業者の言いなりの大田区の工事発注の実態を現すような事件だった。


平成21年10月29日

経営管理部長

大森南四丁目9番アスベスト含有土壌置換工事について

 大森南四丁目9番のアスベスト含有土壌置換工事につきましては、大森東特別出張所改築事業等に先立ち9月30日に着手したところです。

 10月22日(木)、事業予定地内のうち、今回工事指定外エリアでタイヤ洗浄機を設置するため土壌の掘削を行ったところ、翌23日(金)、アスベストの疑いのある物質が確認されました。このことから、直ちに掘削土並びに掘削箇所を覆い、飛散防止措置を取りました。現在、掘削土は、アスベスト処理に用いる袋に梱包いたしました。しかしながら、措置するまでの間、掘削した土を露出させてしまいました。

 指示が徹底せず、土壌処理を予定した工事方法によらずに掘削したことにつきまして、深くお詫び申し上げます。

 なお、工事着手後、定期的に大気中のアスベストを測定しており、27日(火)測定の速報値では、飛散は確認されておりません。

今後の対応につきましては、土壌掘削を一時中断した上で、引き続き検討してまいります。




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