いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年05月26日(火) 行事3つ、それぞれの感想

 今日は第一回臨時会(昨日)と第二回臨時会(明後日)の狭間で議会日程はないが、行事が三つ入っていた。大田区観光協会の交流会、放送大学面接授業、航空自衛隊生徒同期生との飲み会、である。それぞれの感想を少し書く。

 放送大学は、卒業要件に面接授業20単位以上という規定があり、残り2単位不足しているので、現在神奈川学習センタ−(旧横浜国大跡地)で「発達を支える人間関係」、世田谷学習センタ−(旧学芸大学跡地)で「まちづくりの基礎」という科目を取っている。

 今日は前者の授業の3回目、1回あたり2コマで8コマで1単位、6コマ以上出席してレポ−トを書けば合格なので、出席は今回でOK!ところが、新米のこの講師が、恐ろしいほどツマラナイ授業をしてくれるのだ。若くて指導法が未熟なら熱意でなんとかすればいい、と思うのだが、抑揚がない語り口には、睡魔が襲う。若い講師なので、老婆心で「苦情」を言おうかと悩んでいる。

 大田区観光協会の交流会は、区内、区外の観光関連事業者や団体が一同に会して「明日の大田区の観光」を語ろう、という試みで、今回で2回目だと思うが、いい取り組みだ。

 産業プラザで行われたのだが、建物正面玄関前は自転車で一杯。スタッフと書かれた人々が来場者に「ありがとうございます!」「ご苦労様です」と声をかけている。すごいな!観光協会のスタッフも大したもんだ、と誘導されるまま、会場受付に着いたら、どうも雰囲気が違う。どうやら、某都議会議員の総決起大会の会場に案内されてしまったようだ。「感じのよいスタッフ」は、都議後援会の方々だった。危ね〜い!!!!危うく「来賓」になるところだった。

 観光協会の交流会には様々な会社、団体の方々がこられていて、それは興味深かったが、頂けないのは副区長の以下のような乾杯挨拶だ。

私より、乾杯には、この人のほうが適任だ。大田区観光課長のIさんです!Iさんは‥(中略)では、Iさん、お願い。Iさん、Iさん‥

 I課長は、日航ホテル川崎や銀座の管理職だったが、同社定年数ケ月前に退職して、大田区観光課長公募で採用された「言わば外様」だ。お役所社会ではあくまで「お客様扱い」なのか「Iさん」になってしまった。正しくは「I課長」又は「I」と呼び捨てにするのが対外的な礼儀であろう。まあ、役所では、対外的に「区長さんが‥」などと、自らの「社長」に敬称をつける課長さんも多数いるから「これが役所のスタンダ−ド」なのかもしれない。

 来場者の中に、私の「借金人生」の発端となった「懐かしい」大手旅行会社のマ−クを見つけたので、名刺交換に出向いたが、名刺交換するんじゃなかった!と反省した。「観光立国・地域活性化担当」と書かれた「取締役」の彼は、偉そうに「あ、昔、当社の代理店をしていたの。儲からなかったでしょう。あははは‥」と応じた。なんじゃい。いるんだな〜こういう輩が。若いころ添乗員をしていて、みやげ物屋や旅館の支配人なんかがヘコヘコするのを勘違いして、いつのまにか偉くなった、というところだろうか。彼の周りには「この会社の指定店」になりたがる飲食店主などが群がっていた。

 頑張れ!!「J(じ)っと、T(た)ってる、B(ば)かばかり」と誰かが嘆いていたな〜「J(じ)いちゃん、T(と)うちゃん、B(ば)あちゃん」専用旅行社とも‥

 さて、本日最後は、某県警察本部の課長である自衛隊生徒同期のE君が、公務出張で上京したので、在京同期生で歓迎しよう、という企画である。出席者は、某警察署署長のC君、航空自衛隊1等空佐のK君、大手防衛関連企業取締役のN君という豪華メンバ−に、しがない地方議員の私である。

 15歳から19歳の4年間を共に過ごした、生徒18期生84名(2名は故人)は、その後30年以上が経過した今でも、兄弟以上の付き合いをしている。したがって、同期生の「出世」は、自分のことのように嬉しい。

 自衛隊生徒卒業後、同じ制服ながら警察官の道を選んだE君とC君。高卒の資格での入庁ながら、ほぼ同時期に昇任して、現在は「警視」。署長のC君は、黒塗りで新車の3ナンバ−の公用車と一戸建ての官舎(有事のため、入らなければならないそうだ)が与えられているそうだ。

 1等空佐のK君は「地方公務員はいいな!!俺なんか5ナンバ−の公用車だ」と、おかしな嘆き方をしていたが、公用車など、とんと縁がない私には、コメントしようがない。

 自衛隊生徒卒業後、海上自衛隊のパイロットコ−スへ転じたN君は、その後すぐ海自を辞めて、防衛関連の大手企業にヒラ社員で入社。いつの間にか、取締役にまで登りつめて「田園調布」に家を建てた。大したもんだ!!

 「お前だって、大したもんだ」と、彼らは「慰み」の言葉をかけてくれるが、はたして、地方議員は「尊敬される仕事」なのだろうか?いや、そう思ってはいけない。社団法人倫理研究所創始者の丸山敏雄氏は「自ら軽んずる心を持つ働きを人々は賤しいと思い、自ら重んずる職業を人が尊ぶ」と述べている。

 そう、基礎的自治体(区市町村)の議員は、重要な仕事だぞ〜!!!!!

 また、飲みすぎちまった‥ 

 


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加