いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2008年04月23日(水) まさかそんな‥!自民党幹事長選挙

 昨日は、我が会派の存続問題で、幹事長会が延々続いたことを書いた。今、区議会内では、5月23日の臨時会に向けての、議会内人事案件が花盛りである。特に、最大会派の自民党では、議長、幹事長、監査委員、委員長、副委員長など多くの役職があるので困難を極めているようだ。

 本日、漏れ聞くところによれば、自民党次期幹事長選挙が行われたようだ。自民党会派は、現在2人の長老をトップに2つに割れている、というのが大方の見方である。

 仮にそれぞれを『虎さんチーム』と『熊さんチーム』としよう。虎さんチームは、さる衆議院選挙で『おっぱいモミ事件』で辞職離党したN前衆議院議員(すでに公人ではないのでイニシャル)を党本部決定に反して応援し、除名、離党した区議(後に復党)が核である。区長選挙でも、党推薦の現区長とは距離を置いていた感がある。

 熊さんチームは、常に党決定に従って行動し、現平衆議院議員を推し、現松原区長を応戦したグループである。相対的に富裕層が多い議員集団でもあり、当然『主流派』を標榜するが、人員的に虎さんチームに負けており、現議長、幹事長、議会運営委員会委員長という要職は、虎さんに独占されている。

 さて、そこで今日の幹事長選挙である。今年当選した新人3名を除くと、虎さんチーム8名、熊さんチーム7名での僅差で虎側優位である。ここで重要なのが、新人3名の『票』の行方である。

 そこで出たウルトラCが『地元有力者のご意思』である。昨日までに、3名の新人議員に、それぞれの地元有力者から『幹事長選挙での君の投票行動によっては、次の選挙は応援しない』との連絡が入ったようだ。

 そして『これは松原区長の意思である』との、言葉を添えられた議員もいたとの話も聞く。結果、3名のうち2名が『天の声』に従い、熊さんチーム側に投票したようで、熊さんは9票ゲット。新人の中でも言動が常にしっかりしている久が原地区選出のS議員は『そのような発言に憤りを覚える』として反発。(私が区議を辞めたら、絶対に彼の応援団になりたい!格好いい!)

 その結果、9対9の同数で、次期幹事長は決定されなかったようである。まさか、公明正大『民間出身』を標榜される松原区長に限って、このような姑息な手段を採るとは思えない。誰かが、区長の名前を語って、翻意を促したに違いない。凄い世界である。また、議会内のことに部外者である地元有力者を引きずり出す手法は、戦術としてはあまりにもシーラカンス的で哀れですらある。

 自民党幹事長選挙は、その後の議長選挙にも影響する人事案件である。議長選挙にもこのような『強要』を行うと、公職選挙法の規定が準用され、逮捕拘留を含む厳罰が加えられる。特に、現職公務員は永年楽しみにしてきた『退職金』もふいになる。各々方くれぐれもお気をつけあそばせ!

 嗚呼、怖い世界だ!大田区役所5階と10階‥‥


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