2007年11月04日(日) |
気をつけ!の手はグウ?パー?@市民消火隊 |
今日は朝から、地元六郷地区市民消火隊の訓練成果発表会があった。これは、六郷地区15町会・自治会が組織している防災組織「市民消火隊」が日ごろの訓練の成果を発表するものだ。多分、この地区のものが、大田区18出張所管内では最大の規模を誇っていると思う。
来賓として各町会長は勿論、大田区副区長、センター長、防災課長、消防署長などが列席する。我々区議会議員は、招待されるわけではないが、慣例として出席すると「来賓」として紹介される。今日も、区議が3名、都議が2名、国会議員が現職、前職それぞれ1名参加していた。
面白いのは「気をつけ」の際の手である。私が教育を受けた陸海空自衛隊は、手の平を「グー」にして足につける。ところが、市民消火隊では「パー」にして気をつけの姿勢をとるのだ。不思議に思って調べると意外なことがわかった。
旧帝国陸海軍は「パー」なのだ。そして、米軍は「グー」。つまり、旧軍から教練などの基本動作を教育された警察、消防は「パー」なのではないだろうか。そして、朝鮮動乱の際、米軍の要請で作られた警察予備隊(後に保安隊から自衛隊)は、米軍式の「グー」ということなのだろう。
私は、この種の訓練には、大田区の防災服を着用して、帽子もかぶって行く。つまり「制服組」である。とすれば、気をつけの姿勢をとらねばならない。では「グー」か「パー」か。どうしても長年の習慣で「グー」になってしまうが、ここは場所にあわせて「パー」でいく。
すると、隣に立っている議員さんが、おかしな行動をしているのが目にはいった。彼は、スーツ姿。ところが、登壇者への礼式である「頭なか!」の号令で、私と同様に挙手の敬礼をするではないか。
我が国では、制服を着用していても、脱帽時には挙手の敬礼はしない。ましてや、私服ではしないのが常識である。礼式では、首を曲げずに上体を折る「敬礼」をする。まあ、素人だからそこまでしなくてもいいとして、背広で挙手の敬礼ではいかにも変だ。「背広では挙手の敬礼はしません。オジギです。」と小声でささやいてあげた。
もっと言えば、階級章のある消防官や消防団員はいいとしても、私のような防災服を着ている議員や、自治体職員、町会長などは言わば「文民」なので、挙手の敬礼はちょっと違和感があるが、まあ、これは流れで好しとしよう。
それにしても、各町会の皆さん、お仕事の合間に訓練ご苦労様。皆さんが実際に活躍する事態が発生しないことを祈るばかりである。
****ただいま、HPが不調です。調査中ですが、しばらくご容赦ください。****
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