2007年04月29日(日) |
ガーデンパーテイに思うこと |
今日は、区内各地で大田区子どもガーデンパーテイが行われた。私は、地元六郷地区の青少年対策委員として、早朝より作業にあたった。六郷会場は、広い多摩川の河川敷を利用して、各小中学校、幼稚園、町会、ボーイスカウト、トンビ凧の会などが、ブースを作って様々な催しを行う。晴天の春の一日、来場者は主催者側を含め9600人余りという大イベントだった。
嬉しかったのは、多くの方々から「君のマニフェストを見て感動した」「演説は素晴らしかった」「政策は一番だ」など、思いもよらぬお褒めの言葉を頂いたことだ。えっ、この人も応援してくれていたんだ、と。
そんな中、例によって次のような意見もあった。
君は、挨拶に来ない「票にはおもねない。仕事で評価してくれ」と言う。○○は、挨拶に来たし、必死に「票をくれ」とお願いする。どちらにしようかと悩めば、当然、君ではなく○○に投票する。お願いすべきだ。
そんな趣旨である。そして、またまた「結構です」と、言ってしまった。仕事や政策で評価せず、挨拶や「お願い」で投票する、極めて日本的な発想は否定はしないが、そのような議員なら沢山いるだろうから、私である必要はない。負け惜しみではなく、私の求める支持者ではない。
さて、地域内の顔役がすべて揃うイベントだけに、多くの政治家も来場する。なかには、先の統一地方選挙で落選した顔ぶれもあった。
区長選挙に敗れた、元代議士氏は、ライバルの新区長と鉢合わせしたが、気にもとめずに各町会のテントに挨拶していた。また、地元から落下傘候補として区議選に出馬、僅差で落選した若人は、かわいい愛息をだっこして、挨拶まわり。これは、正に「日本的」で、人々の心をうつ。辛い試練だが、この敗戦処理は重要だと思う。
さて、この地元の連合町会長が他の反対を押し切り応援し、落選した元区助役さんは、はたして来るだろうか。来れば大した進歩である。次回出馬しようが、しまいが、人として「お礼」をすること、そして、後始末をする心はその人の今後の人生すら左右する。
文部科学省所管の社会教育団体、社団法人倫理研究所の創始者、丸山敏雄氏は「小さな事に末を乱す人は、大切な事に終わりを全うしない。」と、後始末の重要性を説いている。
彼は、ついに会場に姿を見せなかった。残念である。
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