いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年03月22日(水) 予算特別委員会雑感

 先日『議員の質問に嘲笑しているお役人はけしからん。誰がそうか傍聴に来て』と書いた。と、一昨日から今日までの二日間、彼ら(嘲笑していた役人)を観察していると、明らかに『嘲笑』はやめた。(苦笑はいいのよ!)

 今日の予算委員会の感想。まずは、やはり『確かな野党』を目指す共産党の追及の甘さが目についた。私が共産党の議員だったら、もっと別の切り口があると思う。最終日に、絶対に採択されない予算修正動議を提出するようだが『やりました』というパフオーマンスの質問や動議では、有権者は白けてしまうだろう。ガンバレ共産党さん!

 菅谷郁恵議員は、大田区の幼稚園教諭の人数と非常勤講師の数を質問して、『なぜ常勤にしないのか。非常勤講師は本当に頑張っている』と質問した。おいおい、その件は『区立幼稚園廃園』で決着済みだろう。2年後に廃園になるのに、常勤職員を採用せよ、とは『子どものため』というお得意の冠をつけての『党員確保』がねらいか‥

 大竹辰治幹事長は、図書館のインターネット検索について質問したが、こちらも、区民サービスよりも、図書館を民間委託したことが論点になっているようで、疑問。さらには、4月より23学級になる区立小学校についての質問には、どこにでも書いてある数字の質問から入り、最後は『対策を求める』と、あっけない終わり方だった。

 今日のトピックは、追及の甘い共産党にかわり、自民党の風雲児、湯本良太郎議員であろう。大竹議員と同じ、図書館の蔵書のネット検索について質問した。

湯本:23区中、22区でネット検索が出来るが大田区はできない。なぜか。
図書館長:蔵書が多く、16館もあるので費用も多額でできない。
湯本:いくらかかるのか検証したか。
図書館長:予約増による人件費、輸送コストなどあわせて概ねほぼ(変な言葉だ!)5000万円である。
湯本:区長、残り1区になってしまったことのご感想を。
区長:なんでも便利になればいいとは思っていない。あなたのブログを見たが、とても見ずらい。

 お役人は、改善したくない又は上司にその気がない案件のコスト計算は、なるべく高額に、是非やりたい案件は、なるべく安価に説明するという習性がある。今回は前者の好例であろう。すでに大田区内図書館の蔵書検索は、図書館内の端末ですぐに検索できるようになっている。これを、ネット環境に接続するだけの話である。5000万もかからないのは、ド素人でもわかる。

 さらには、区長の『あなたのブログは見ずらい』との、答弁にはビックリ。お前みたいな、わかりにくいブログを書いている若造に言われたくない、との怒りだろうが、行政と人生の大先輩としてどうだろうか。

 明日は、おいらの出番だ。嘲笑されないように頑張ろう。


 


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