いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年01月20日(金) 長男が陸曹候補生試験に合格by親ばかオヤジ

 今日、一通のメールがあった。「櫻咲く」陸上自衛隊にいる長男からだった。彼は、平成15年3月、通っていた大学付属高校から、その大学に行かずに志望大学に落ち、第二、第三、第四希望も落ち続けて、唯一合格していたのが、オヤジ(私)の勧めで受けた、陸上自衛隊2等陸士(一番下っ端)の試験だった。

 小さい頃から、演習を見せたり、自衛隊の航空機や艦艇に乗せていたので、抵抗はなかったのだろうが、まさか合格しても「オレ自衛隊に行く」とは言わないだろうと思っていた。それが、2月の終わりに、浪人せよ、とのオヤジの言葉を振り切って、自衛隊入隊を告げられた。本人は未だに言わないが、丁度、会社を潰して1年位だったので、経済的に負担をかけたくないとの思いがあったのかも知れない。

 その後、新隊員としての厳しい教育を半年受け、通信職種の陸士長として勤務している。自衛隊には色々な入り方があり、私の学校「自衛隊生徒」や防衛大学校、そして、曹候補学生などは「職業軍人?」として、生涯勤務することが前提の隊員(非任期制隊員)である。

 一般2等陸・海・空士と呼ばれる隊員は、陸2年(一部は3年)海空3年の任期を区切られて採用される。(任期制隊員という)これは、常に若年隊員を確保するための制度で、任期満了毎に満期金という手当がつく。ただ、3回〜4回更新すると、更新が出来なくなる。

 その間に、3等陸・海・空曹(下士官)の試験に合格すれば、定年まで自衛官として勤務できるが、なかなか狭き門のようだ。(自衛隊生徒は、卒業時に3曹になる。)

 「櫻咲く」は、長男が、その試験合格の内示を今日受けたとの知らせだったのだ。2月1日から、階級章の上に、櫻のマークの候補生徽章をつけ、7ケ月におよぶ「陸曹候補生」教育を受け、来年1月1日に、3等陸曹となる。
その同じ年の3月には、彼の高校の同級生が大学を卒業して社会人一年生となる。

 はたして、どちらが彼にとって良かったのだろう‥いやいや、頑張っていれば、それでいい!おめでとう!

 


 


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