いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年12月09日(木) 平成16年第四回定例会最終日

 今日で、第四回定例会が終わった。補正予算など14の議案が原案どおり可決採択された。議案については特筆すべきことはなかったが、陳情の採択については面白いものがいくつかあった。

その1:
障害者の外出移動を一日1時間に制限した大田区『移動介護要綱』をやめろ(実態は必ずしもそうではない)、という陳情について、ネット無所属連合と緑の党が退席した。(賛否の態度保留ということ)ところが、陳情の題名が、えらく長いため、その朗読に時間を要し、当然、採決が終わったと退席した議員が議場に戻ってきてしまったのだ。これには苦笑。

その2:
都立蒲田高校の卒業式に国旗を校門に掲揚せよ、との陳情は、全会派一致で不採択となった。ごく当然な陳情だが、こども文教委員会では『東京都議会に出すべき陳情』という理由で不採択となったらしい。私は、不採択に反対討論すらしたい気持ちだったが、同じ会派から二名のこども文教委員がおり、その委員が不採択に賛成したものを反対とは言えず、止む無く抗議の退席をした。会派に所属することの苦しさを感じた。蒲田高校には、直接抗議しようと思う。

その3:
議員所持のパソコンHPとメールアドレスを公開して欲しい、という陳情があった。これは、自民党、公明党、一人会派の未来、新成が反対。共産、ネット無所属、緑の党、そして我が会派が賛成したが、数で及ばず不採択。ある議員などは『だって、俺持ってないもん…』が不採択の理由らしい。ITの時代に情けない不採択であった。

 本会議終了後、ある経営者の会の忘年会へ。隣に座った、いかにも社長といったオヤジから『あんた議員なのか。知らなかった』と。さらには『生意気だ』といった趣旨の発言をされたので、『結構!酒飲んで政治活動するつもりはない。議会での活動や、チラシを見て、応援したけりゃしてくれ』と応戦してしまった。いつものことだが、有権者のレベル=政治のレベルを痛感する。なめんなよ〜!


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