2004年11月11日(木) |
行政視察2日目@熊本市 |
本日の視察は、熊本市である。宮崎から熊本を2泊で回るという発想は、普通の旅行代理店では考えつかないコースである。が、行政視察に暗黙のルールがあり、なかなかうまくいかないのだ。
ルール、その1:昨年大田区から視察した自治体は避ける ルール、その2:今年他の委員会が視察する自治体は避ける ルール、その3:視察先は、市とする(町や村、道府県ではない)
そこで、事務局と調整の苦労の末、今回のルートとなった。宮崎を朝食後、特急で出発。約2時間で鹿児島中央駅に到着。ここで駅弁を積み込み、九州新幹線で一路熊本へ。えっ!九州に新幹線があったんだ。つい数年前まで、6店舗の旅行会社の社長だったことを一瞬忘れて感動してしまった。
熊本駅には、市議会事務局さし回しのバスが用意されており、これに乗って市役所へ。ちなみに、このバス代などは慣例として受け入れ側が負担するようだ。(大田区に視察があった場合も同様)
二日間の視察項目:
宮崎市: ボランテイア推進 ボランテイアセンター宮崎という施設を、NPOに運営させていて、活気ある活動を展開されている。『下請けではない協働』という説明には、うなずいた。
緑化都市 花一杯の街づくり、という市長の掛け声のもとあらゆる緑化事業がおこなわれている。とくに、個人の自慢のガーデンを一般に開放する事業は、なかなか圧巻であった。また、あらゆる公共施設に所狭しと植わっている花々には、南国らしさがあって、うらやましい限り。
熊本市: 太陽光温水器補助事業 なんと、熊本市の水道は100%地下水だそうで、年間水温が19度と一定のため、太陽光温水器が冬季でも活用できるそうだ。そこで、地球温暖化への配慮もあって、家庭用温水器に5万円の補助を出している。しかし、水道法の兼ね合いで、せっかくの『キレイな地下水』にカルキを入れて配水しているのは、いただけないな〜
再開発事業 いくつかの再開発事業の説明を受けたが、いずれも『公共施設』やら『市立美術館』が相当の面積を占めていた。本気で真面目に『どうやら、公共施設で相当な面積を買わないと、事業が成り立たないようですね』と質問した。市の担当者は、一瞬戸惑い『はい…』と。あちゃ、また失礼なこと聞いちゃったな。
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