2004年10月15日(金) |
やったね!しんぶん赤旗全国版に実名で掲載 |
朝、区議会に出かけると公明党の職員さんが『犬伏さん、すごいね』と、しんぶん赤旗のコピーをくれた。見てたまげた。おお!赤旗社会面の一番いい場所にあるではないか。
丁度、大田区議会決算特別委員会の最中だったので、総務課長に議場で公式に質問した。ついでに、日本共産党区議団にも『掲載のお礼』を申し上げた。
私:圧力とはなにか? 総務課長:ある一定の権限を持った者が、その権限で何かを押さえつけること。
私:では、私をはじめ地方議員は、集英社に対し、何らかの権限を持っていますか。 総務課長:一読者としては、意見を言う権利はあるでしょうが、議員としてはありません。
私:では、赤旗にある『地方議員が圧力』というのは、私に対する人権問題ですね。
という訳で、この問題は委員会では終わった。つまり、大田区総務課長(人権問題担当)によれば、区議会議員はじめ、地方議員には、出版社たる集英社に対し、何ら権限を持っていないので『圧力』には成り得ない、ということだ。
その後、ネットで検索すると出てくる出てくる、中国、シンガポール、韓国、AFP、ロイター。共同、時事、と世界中に、この問題が配信されている。 中国やシンガポールの新聞は、多分、共同や時事、ロイターを使っているのだろうが、配信の英文で『member of local assemblies(地方議員)』と書かれている表記が『日本右翼保守派政治家』。
ん、なるほどね。国威高揚の報道はこうやってやるのか、と妙に納得した。また、『うぜー』とか『死ね』とかいう左翼特有の書き込みが多いので掲示板を一時閉鎖したら、9.5対0.5の割合で応援メール(9.5のほうですよ)が入っていた。ありがたいことだ。ごく少ない反対メールのうち、極めて紳士的(淑女的)なメールには、ご返事をお返しした。
2ちゃんねるの反対派サイトや、6通きた反対メールうちの1通には『言論弾圧』『憲法違反』『表現の自由侵害』との言葉がならんでいた。返事をよこせ、議員として説明責任がある、との言葉もあった。まあ、投票してくれた大田区民には説明責任があるし、それは十分ネットや議会、区政報告、駅頭演説で果たしているつもりだが、おつきあいしようではないか。
私たちは、10/5の日記に書いたように、極めて紳士的に広報室長に、アポイントを取って面談した。その結果、集英社としての回答は10/12の日記にアップしてあるとおりである。その後、集英社の自主的判断において、休載された。このどこが『言論弾圧』なのだろうか。
集英社は、連載を続けると、何か法的な、または地方議員から私的な制裁を受けるというのだろうか。それこそ、厳粛なる卒業式で『国歌斉唱』に教員が文句をつけるほうが、よほど『圧力』であると思う。(学校や生徒に対し権限がある分)
集英社は、我々の抗議に対し、連載を続けることは法的にも何ら問題がないし、それは、正に憲法により保証されている。独自に『反省すべき箇所』があったから休載されるのだろう。
私個人としては(地方議員の会の総意ではない)、休載は、集英社の逃げだと思っている。仮にも、メデイアであれば、はっきり読者に説明すべきではないか、と思う。さらには、キャプションに書いてあるとおり『巨匠が描く、歴史の真実』と思っているのなら、『空想でありフィクションである』などと言う回答書をよこして自己矛盾をせず、徹底的に議論すべきだろう。集英社の態度は、どうも、うるさいから、やめちゃおう、と思えてならないのだ。
上記をもって、4通の反対意見さんに対するご返事としたい。どうぞ、どこにでも転載して、秋の夜長の餌食にされたい。なお、虐殺があった、ない、の議論はどうぞ、ゆっくりやってくださいな。
でも、きっと、中国には当分入国できないだろうな〜あの報道では…
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