2004年04月08日(木) |
迷惑な無謀ボランテイアと一発カメラマン、イラクで拘束 |
アンマンから、バグダットに向かっていた日本人3名がテロリストにより拘束され「自衛隊を3日以内に撤退させなければ殺す」との脅迫文、ビデオが公表された。
マスコミ各紙、各局は号外やら、特別番組やら、大忙し。以前、この日記にも書いたが「対自衛隊に対する事件を心待ち」にしていた、朝日(ちょうにち)新聞を筆頭とする、反日左翼マスコミのデスクは、盆と正月とクリスマスが来たような「歓喜」に満ち溢れていることだろう。
さらには、社民・共産・民主左派などは、これまた「だから反対したじゃないか‥」と、反小泉の大合唱の材料に使うだろう。
しかしだ、問題は自衛隊なのだろうか? 外務省は、邦人に対し、イラクへの渡航自粛を要請していた。さらには、この3人は、危険なタクシーにより入国したらしい。「外国人ですよ」と宣伝しながら「戦地」を走る「タクシー」は愚行だ。危機管理すら出来ない人間が陳腐な正義感と功名心で、迷惑千万である。
男性の一人は18歳。高校を卒業したばかりで市民団体代表を名乗っているそうだ。自分の食い扶持すら稼げず、家族の世話になりながら、ボランテイアとは、余計なお世話だ。もう一人の男性は、フリーのカメラマン。皮肉にも陸上自衛隊の任期制隊員として在職し、その後、職業を転々とした後、「カメラマンとして名を上げよう」と、週刊朝日に写真をイラクから送る予定だった、という。女性については、バグダットで、ストリートチルドレンの世話を個人的に行っていたらしいが、どうか、「平和的解決」を望むのなら、よその安全な国で「ボランテイアをしたぞ~」と、「自己陶酔」に浸って欲しい。
さて、政府が取るべき方法は唯一つである。絶対に、自衛隊を撤退させないこと。二度と、よど号事件のような「超法規的処理」はしてはならない。 拘束された3人の救出解放は、先日開設された「特殊作戦群」を急派するとともに、米軍の協力をえて速やかに実施すべきである。
くれぐれも、ペルー大使館のような長期戦に持ち込んではならない。そして、考えなければいけないのは、彼ら三人は、外務省の自粛要請を無視し、このような事態を想定した「確信犯」なのだ。極論を言えば、ほっといてもいいとさえ思う。
彼らは、例え、自衛隊に救出されたとしても「自衛隊の派遣のお陰で、怖い目にあった」と言うだろうから‥ 冗談じゃない!お前らが、陳腐な正義感と、功名心さえ出さなければ、こんな問題は起きなかったのだ。ただ、そうは言っても、人として、また同じ日本人として、三人の無事帰国と猛省を期待するものだ。
再度、言う。問題の原点は「自衛隊派遣」ではない。彼らの、無謀な入国だ。ボランテイアという文字に踊らされてはいけない。
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