2002年07月11日(木) |
TPOより、自分都合ばかり、お役人社会! |
民間から、区議会議員になって、大きなカルチャーショックは、お役人の感覚にあることは、常々書いてきた。兎に角、民間に比べたら、恐ろしいくらいノンビリ。既得権益意識は、異常に高い。やると決めたら、誰がなんと言おうと、”やる理由を必死に作りあげる”。やらないと決めたら、区民ニーズなど、なんのその、”出来ない理由”を、なるべくわかり難く、長々と述べて、絶対にやらない。 いやはや、構造改革は、全国550万人の公務員の意識改革だけで達成できる、と断言できる。 さて、今日は、ある中学校で行われた集会に出かけた。台風一過の夜、熱帯のような体育館に、地元町会役員、近隣学校の職員、PTA役員など、100名以上が参集し、夏休みに向けての対策を協議する会だ。 形通りの挨拶がすみ、講演会にはいろうとすると、校長より、地元に新しく出来る都立高校の校長が、挨拶した旨の発言があり、都立高校の校長が、新設校は、いかにすばらしいか、延々と話し始めた。5分以上、参加者のあきれ顔を無視して、反しつづけると、ある小学校PTA会長からクレームが。”次第にないこと、やるな”その通り!この新設学校長の思いとは裏腹に、地元のオピニオンリーダー達は、”今度出来る高校の校長は、たいしたことないな”との認識が広まったに違いない。 約40分の講演、30分の協議、時計は、夜9時に近づいている。そこに登場したのが、警察の少年係。”指導助言”とのテーマで、これまた、昨年1年間に、何人補導したの、少年の凶悪犯罪が、何件あったの、と、いかに警察が大変かを話しだした。 そうじゃないだろ!どうしたら、補導されない子供にするのか、凶悪犯にしないのかを話し合っているんだろう。そのおうえ、この警察官氏、自分が話している姿を、警察署名の入ったカメラで写して欲しい、と司会者に頼んでいる始末。上司向けの”アリバイ”かな。そのカメラも、フイルムも税金だよ。 この二人のお役人に共通している認識。参加者がどう感じようと、自らの職責(それも疑わしいけど)を、果たすだけ。その場のTPOに合わせるなど、まったく考えない。(失礼、考える必要がない。偉いんだから…) 我らが、大田区中小企業の星、つぼ八の創業社長、石井誠治氏は、八坪の店の地代から、”買場思考”を訴えて成功された。つまり、売り場(または、売り手)の都合ではない、買い手(消費者)の立場で考えよう、との趣旨だ。 公務員社会が、早く”買場思考、住民思考”になるよう、今日も激辛!
P.S.これを見た大田区勤務の関係公務員さん。どこの学校か、とか、誰が話したのか、という、お得意の犯人探しはやめてね!その体質が駄目なのさ。
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