雪さんすきすき日記
倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
DiaryINDEX|past|will
「ときのあくま」攻略はこちら
「東方戰騎譚」エキスパート攻略はこちら
考察のようなものはこちら
自己紹介はこちら
リプレイはこちら
動画はこちら(完成版、体験版)
Twitterはこちら
2020年11月11日(水) |
「Linelight」のこと |
「They Bleed Pixels」は非常に手応えのある面白い2Dアクションゲームなのだが、高難易度のためにかなり集中力を消費するので、こればかりプレイしていると疲れてしまう。 というわけで、平行して気楽にプレイできるゲームをと選んだのが「Linelight」(My Dog Zorro)。 軌道の上のみを移動できる線状の自機を動かして星を集めるパズルゲーム。操作は移動と時間経過、特定の敵を引き寄せる。軌道上には様々な仕掛けが設置されており、それらを適切に作動させることでパズルを解いて、ゴールまでの道を繋いでいく。 仕掛けは主にスイッチで動きが切り替わり、その動きの内容は軌道を平行移動させる、回転させる、障害物を消す、自機の長さを変える、時間差で自機の動きを再現する等々。その他にも、一方通行や自機もしくは敵のみが通過できる軌道なども存在する。敵は、勝手に動きまわるもの、自機が動くか時間を経過させると動くもの、引き寄せると動くものがいて、これらが複数組み合わさってパズルが構成されている。
星がきらめく宇宙に描かれた軌道に、その上に設置された色とりどりの仕掛け、そして軌道上をすべるように動く自機という画面構成は、自己主張こそ控えめではあるが、調和のとれた落ち着いた映像美を演出してくれる。そこに、静かに奏でられる美しいピアノの旋律が加わることで、安らぎすら覚える空間がモニタの中には広がっていた。 パズルの仕掛けは、動作はいずれも単純であり、導入的な面も用意されていることもあって、理解すること自体は簡単である。しかし、その動作を活かしたパズルはとても丁寧に調整されて意外性に富んでおり、解法の見事さには幾度となく唸らされた。中でも、複数のスイッチの上に同時に自機と敵が存在することで障害物が消失するスイッチには、本当にその発想の奥深さに驚くこと頻りであった。若干の反射神経要素もあるが、安易にそれに頼らずに仕掛けを大事に活用していたところも大いに好印象を受けた点である。あと、隠された軌道(全体マップを見れば容易に存在は特定できるが)の先にある、ちょっと手応えの増えたパズルが、淡々とパズルを解いていくプレイ内容にいい感じの刺激を与えてくれて、そこでしか入手できない緑の星を集めるという収集要素も楽しませてもらえた。 全実績を達成してクリア。落ち着いた雰囲気の映像と楽曲に浸りながら良質のパズルに没頭するという、なかなかに贅沢な時間を過ごすことができた作品であった。
|