雪さんすきすき日記
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2018年06月14日(木) |
続々・「幻想郷ローリングフォース」のこと |
「幻想郷ローリングフォース」(頂点α)が一段落したので感想を。
永遠亭が襲撃され、それと同時期に弾幕が使えなくなるという異変が幻想郷にて発生。さらわれた輝夜の救出と失われた弾幕を取り戻すために、幻想郷の住人がチームを組んで様々な世界を渡り歩きながら未知の敵に立ち向かう。 この作品は東方二次創作の横視点のジャンプアクション。操作は移動とローリング、ジャンプ、スキル、キャラクター交代。1チーム4人で構成され、4チームの中から1チームを選択して各面を攻略する。プレイヤーキャラは弾幕が撃てない代わりにローリング(前転)で敵に体当たりすることができる。ただし、敵弾や一部の敵はローリングでも当たるとミスとなる。スキルは滑空、攻撃、ジャンプの足場生成、ボムの4種類が各キャラに割り当てられている。ボムは道中に置いてあるアイテムを拾うと使うことができる。チームは4つあるが、これらのスキルは各チームほぼ共通となっている。キャラクター交代は地上でなら随時可能。 これらの操作を活用して右に進み、通常面はゴールに到達すると、ボス面はボスを倒すとそれぞれクリアとなる。敵や障害物に触れるとそのキャラはミスとなり使用できなくなる。全員が使用できなくなるか、足場の無い場所に落下するとミスとなり残機が減る。使用不可になったキャラは、特定の賽銭箱を破壊することで復活する。
異変を解決するには全部で5つの世界を渡り歩くことになるのだが、各世界とも水中を泳いだりトロッコに乗ったり床が滑ったりと様々な特徴が備わっている。その上で、細かい仕掛けもふんだんに用意されており、非常にプレイし甲斐のあるジャンプアクションだった。また、仕掛けの配置はどの面も新鮮味が高く、丁寧に作られているという印象を受けた。面数は決して少なくないのにこの趣向の凝らしようは、正しく力作と言えるかと。個人的にお気に入りの仕掛けは大砲。触れると高速で射出されるという仕掛けだが、連続して飛ばされたり思いもよらない軌跡を辿ったりと意外性が高く、初見時は驚かされたり考えさせられることもしばしば。さらに、射線上にコイン(100個集めると残機が1増える)が配置してあると、それらを連続して取るときの効果音が高揚感も高めてくれる。なので、大砲の仕掛けがあると、それだけで楽しくなってしまった。 スキルの使い分けについてはそれほど厳密ではなく、折角用意してあるスキルの活用場所が割と少ないのはちょっと勿体ないような気もした。とはいえ、あまりスキルの利用場所をがちがちに固めてしまうと今度はパズルのようになって自由度の高さが失われてしまう。この作品は、ジャンプアクションの自由度の高さを優先したものと考えられる。それでも滑空やボムなどが必須の場所もあるが、そういう場面では復活のための賽銭箱が事前に用意されているので、スキルが原因で詰まるようなことは全く無かった。 本編は残機が山のように増えるので楽勝かと思いきや、そこで溜めた残機をちゃんと削るための世界がエキストラとして用意されていた。こちらはボスは不在で道中面のみだが、どの面も本編より格段に難易度が高く挑戦的な仕掛けが山盛りで、本編での物足りなさをしっかりと補ってくれた。特にエキストラ3では危うく溜めた残機が無くなってしまうところであり、冷や汗ものであった。 キャラクターは紅魔郷から輝針城までから全部で16名で、主役級も勢揃いとかなり豪勢な面子となっている。これだけいればお気に入りのキャラも1人は出てくるのではなかろうかといった感じ。事実、私はかげろーちゃんがいるチームでプレイすることが多かった。かげろーちゃんのスキルは爪で攻撃とかっこいいアクションを見せてくれるので、その点でもこの作品の評価は高い。が、物語を進めるような特定の面は特定のチームでしかプレイすることができないので、その時は渋々ながらチームを変更せざるを得なかった。
気になった点は地形にひっかかる場所が案外多く、それが原因でミスということも。操作性が良いだけにキャラクターの当たり判定が余計に気になってしまった。 あと、達成率の基準が不明瞭なところも、プレイしていてちょっと釈然としないところがあった。どうやら面クリア、ボーナスステージ、エンディング、タイムアタックの4つが大きく影響するようだが。
プレイする前は未知数のことが多かった作品だが、丁寧に作られた面構成や予想以上の面数で楽しませてもらえて、満足度の高い内容であった。今時自作エンジンでこれだけの規模の作品を作り上げるというところも凄いものがあった。 エキストラを含めて全面クリアしたので達成率100%を目指そうと思ったが、タイムアタックの最上位の評価を達成するのが非常に厳しいので断念。この難易度はエキストラ以上に製作者の本気を垣間見せてくれた。というか、1-1ですら最上位を達成できないとか、どれだけ挑戦的なのかと。
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