雪さんすきすき日記
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2016年10月10日(月) |
続・「ゴーストハンター霊夢」のこと |
9時半頃起床。今日の夢見はそれほど悪くなかった気がする。
「ゴーストハンター霊夢」(BlueMica)が結構進んだので、この辺りで感想をまとめてみる。 とある夏の夜、幽々子に呼び出された霊夢が見たものは、異変と言っても過言ではないほどおびただしい数の亡霊に占拠された白玉楼であった。今回はゴーストハンターとして、霊夢が異変の解決に挑む2D横視点ジャンプアクション。 システムは一般的な横視点のジャンプアクション。操作は移動とジャンプ、近接攻撃、スペルカード、アイテム使用。スペルカードは遠距離攻撃や防御、移動能力強化などの効果があり、MPを消費して使用する。面開始前に複数選択可能で、随時切り替え可能。霊夢の近接攻撃範囲は左右のみと狭いために、遠距離や上下方向への攻撃にはスペルカードの使用が必須となる。なお、MPは時間と共に回復していくので、実質使用回数は無制限である。アイテムはHPやMP回復、毒の治療など、主に回復系の効果のもの。こちらは1種類のみ持ち込み可能で、持ち込んだ個数だけ使用できる。 ゲームの展開は、白玉楼の各場所に移動して亡霊を退治し、白玉楼を開放していく。道中7面+ボス1面で、道中面は出口への到達が、ボス面はボスの撃退がクリア条件となる。自機は体力制で、敵の攻撃を受けて体力が無くなるか、足場のない場所に落下するとゲームオーバー。水中は移動可能だが、空気が無くなるとHPが減っていく。また、霊夢にはゴーストゲージと人妖ゲージがある。ゴーストゲージは敵を倒すと増えていき、一杯になるとゴースト化して悪堕ちしたような容貌になり、一定時間攻撃力が上昇する代わりに、防御力が低下する。ゴーストゲージやゴースト化は灯篭に触れることで戻る。人妖ゲージはゲーム中の行動により人妖どちらかにゲージが偏っていき、終盤のゲーム展開やエンディングに変化を及ぼす(はず)。 敵を倒すと入手できるソウルを消費して、剣のスキルやスペルカード、強化、特殊能力の開放およびアイテムの生成が可能。アイテム以外の装備はコスト制で、コストの範囲内でこれらカスタマイズ項目をやりくりしていく。 霊夢編をクリアすると、妖夢編をプレイすることができる。霊夢とはまた異なる視点で妖霧が異変に挑む。妖夢は剣が武器で、近接攻撃の範囲が広い上に最初から敵弾を斬り消すことができる。その他、スキルやスペルカード等のカスタマイズ項目が異なるが、それ以外の基本的な性能は大きく変わるものではない。
BlueMicaは特に2Dアクションゲームに対して造詣が深いという印象を持っている。前作「CODE:R」は3Dアクションだったので(これはこれで随分と楽しませてもらったが)、久しぶりの2Dアクションということで楽しみにしていた。
とりあえず霊夢でプレイしてみたら、STG並の敵弾を避けつつ近接やスペルカードを精緻に当てていくという、自機の当たり判定こそ小さいものの本質的には古めかしいゲームシステム。今となっては中々見受けられないシステムであり、これはこれで新鮮だと思いつつ、適当にカスタマイズをしながらプレイしていた。 が、とあるボスで詰まる。雑魚を出している間は防御壁を貼って本体にダメージを与えられないのだが、ボスと雑魚両方から弾幕攻撃が襲い掛かり、力負けしてしまう。どうにも調整の意図が読めないので、カスタマイズをじっくり見直してみると、剣のスキルに敵弾を消せるというものがある。これがあれば少しは有利になるかと思って装備してみたら、少しどころかゲームの方向性が一転。襲い掛かる敵弾を近接攻撃で切り裂いて敵に肉薄し、攻撃を叩き込むという実に積極的な攻撃が楽しめる内容となった。もちろん、先の詰まったボスもこれで突破。体験版の時点から古めかしいシステムだと思っていたが、大いに勘違いしていたことを今になって知る羽目になった。
この近接攻撃だが、倒したものから回復アイテムが結構な頻度で出現する。それは敵だけでなく敵弾にも当てはまるので、大量の敵弾を出す敵ほど回復の機会が多くなる。なので、ちょっとくらい無理をして突っ込んでも収支は十分に合うので、割と勢いに任せたプレイが楽しめる。とはいえ、回復アイテムの出現はあくまでランダムなので、考えなしに突っ込んで勝てるほど甘くもない調整ではある。また、近接万能というわけでもなく、やはり遠距離の敵を倒して安全を確保したりする場面ではスペルカードが活躍するわけで、場面に応じた攻撃を使い分ける面白さという一面も持つ。この辺りの塩梅に、さすが老舗と思わせるものを感じられた。 敵が亡霊ということで、敵の配置は意表を突くものばかり。大抵は特定の場所を通過するといきなり現れるというもので、考えなしに進むと不意打ちでミスを誘発されたり、取り囲まれて集中攻撃を受ける羽目になる。最初から見えている敵に意識を取らせて裏をかくような場面もあり、びっくり系のホラーゲームさながらな敵の意外な出現パターンに大いに悩まされている(現在進行形)。まあ、分かってしまえば対処もできるというのもホラーゲームと同じではあるが、よくぞここまで嫌らしい敵の出現をさせるものだと敬服すら覚えることもあった。 道中の罠は、触れるとダメージを受けたり即死する足場が中心。ドット単位で当たり判定のある罠に、懐かしさを覚えること頻り。ただ、こちらは敵とは違って、ちゃんと全容を見せた上でプレイヤーに対処を求めていく正統派。あと、仕掛けとして動く足場、明滅する足場、時間で消える床、順番で踏むことで扉が開く足場などがある。いずれも古典的な仕掛けであるが、その組み合わせの妙は中々。ただ、やたら移動距離の長い足場や、徒に移動距離を長引かせるためだけの順番に踏む足場は、可処分時間に余裕が無い今プレイすると苛々が募るのも正直なところではある。ついでに、ゴースト化に分岐以外の存在意義が見受けられないのは、システムとして必然性に乏しいと思わざるを得なかった。
ボス戦は、先の弾消しができるスキルの有無で難易度が大きく変化する。一応、弾消し無しでも回復アイテムを駆使すれば倒せそうな気はするが、相当難しそう。一方、弾消しスキルがあれば力押しも可能なほど弱体化してしまう。さらに、近接は2〜3連撃しかできないのだが、妖夢のとあるスキルを左向きで使用するときに限って無制限に連打できるので、妖夢のボス戦は正直消化試合と化している。 このようなかなり極端なボス戦の調整に、道中が主体という気もしている。
あと、「CODE:R」で味を占めたのか、今作も各面に標的が存在。倒すと若干のソウルが入手できて、全部破壊すると実績解除とそれ以上の意味を持たないが、攻撃をいかに当てるかを考えるのが楽しい配置となっており、挑戦意欲を掻き立てられる。この標的の全破壊と敵の浄化が各面共に記録されていき、それぞれに実績が用意されている。また、敵を全て浄化すると大量のソウルが入手できるので、こちらは積極的に狙っていきたい。
とりあえず霊夢編をクリアして、今は妖霧編をプレイ中。折角なので、浄化と標的とリトライ無しの実績を一度に解法してみる。その後も、霊夢のもう1つのエンディングにリトライ無し、妖夢のスキルを1つも覚えずにクリアと、挑戦的な実績が待ち構えているので、順を追って挑戦していきたい。積極的に攻撃できるアクションの気持ちよさをしっかり押さえて、その上で敵配置や仕掛け、罠といった面構成で楽しませる。この基本がしっかりしているから、数々の挑戦的な実績にも挑みたくなるというものである。 ただ、やはり今の時勢では死にゲーとはまた異なる高難易度な作品のようであり(それは私も認める)、最新パッチではいくつもの救済策が追加されていた。まあ、それで楽しめるプレイヤーが増えれば、結果的には良いのである。
ただ、アリスの着物と呼ぶのも憚られるような下品な衣装は何とかならなかったものか。
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