雪さんすきすき日記
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2016年10月08日(土) 「収集荷取・金」のこと

 9時頃起床。近所の幼稚園で運動会が開催されていたが、生憎昼から土砂降りとなってしまった。しかし、園児達の希望で土砂降りの中でも1種目開催されていた様子。気持ちは分かる。

 「収集荷取・金」(黄昏フロンティア)の感想を。
 商売人にとりの、厄介事に満ちた日常を題材にした東方二次創作横STG。これでもかと降りかかる厄介事を処理して、お金を稼いでいく「収集荷取」の続編。
 操作は移動とショット、パージ、オーダー。ショットで特定の敵やアイテムボックスを破壊するとアイテムが登場。アイテムは体当たりすることで自機に取り付き、攻撃や防御の補助をしてくれる。アイテムにもアイテムが付き、取り付けられる数にも制限は無いので、自機の周囲をアイテムで固めて能力を増強していくのがシステムの特徴。パージや被弾によりアイテムは前方に飛び散ってしまうが、戻ってきたところを体当たりすれば再度取り付けることができる。また、今作ではアイテムをいくら付けても移動速度が低下することはなくなった。
 パージシステムは前作から進化。パージしたアイテムを敵に当てると自機と同様に取り付くが、このとき敵の許容重要を超えると敵の動きや攻撃を封じることができる。さらに、この状態で敵を倒すと倍率が掛かり爆風が発生し、この爆風に巻き込まれた敵も倍率が掛かって倒すことができるようになった。
 オーダーは、面開始前に購入したアイテムを任意の場面で呼び出すことができるというもので、装備が貧弱な序盤の補助として活用できる。
 開始前に依頼とキャラを選択し、ショップでアイテムを購入して開始。ショットやパージで敵を倒しながら進み、ボスを倒すことで依頼を達成。達成報酬とその時付いていたアイテムと残機に応じた特別報酬が入る。報酬を消費して、アイテムを購入したり助っ人を雇うことができる。アイテムが付いている限りは被弾してもミスにはならないが、アイテムが付いていないときの被弾や敵の体当たりはミスとなる。各面ごとに残機は独立しており、基本的に1面につき3ミスするとゲームオーバー。ただし、残機も販売しているので、お金さえあれば残機を増やすこともできる。

 進化したパージシステムが非常に楽しい。敵の無力化に倍率上昇、爆風による誘爆と、使用する利点は極めて大きい。その間は自機が無防備になるが、特に敵の攻撃の無力化による利点はそれを補って余りある。また、雑魚だけでなくボスにも有効であり、パージによる弱体化は目に見えて明確なほほどで、ボスの攻略にも極めて有効である。また、いくらアイテムを付けても自機の移動が遅くならなくなったので、使いやすくなったのも好印象。爆風による誘爆も敵の出方次第では画面中に広がるほどで、誘爆と倍率表示が画面に広がるのは視覚的にもとても気持ちが良く、積極的に使おうという気にさせられる。総じて、随分と面白いシステムに進化したものだと感心させられた。

 そして、今作も茜屋さんと黄昏フロンティアの強力な連携は健在。助っ人として雇えるキャラは19人と、主人公のにとりと合わせて20キャラが使用可能。茜屋さんの絵柄でこれだけ多くのキャラが操作できるのは、キャラゲーとしても上々の内容である。また、各キャラの性能も中々に癖があり、そこを腕前で制御していくのが面白いところでもある(中にはどうにも弱いキャラや、壊れ性能のキャラもいるが)。もちろん、今作もいろいろと小ネタが満載で、それを見ながらプレイするのがまた楽しい。キャラ的には「神霊廟」以降が中心のようで、「紺珠伝」ネタも入っているのは、「紺珠伝」発表の4か月後にこの作品が発表されたことを考えると凄いことである。それにしても、最後の依頼の展開には驚かされた。まさかここにきての「儚月抄」とは。よっちゃんかっこいい。

 実績システムも健在。前作とほぼ同様の実績で、金と回数に物を言わせた直接的な内容が多く、作業的な内容でやや辟易するもやっぱりやり込んでしまう魅力がある。全アイテム収集は、ボスが落とす特定のアイテムが無くなった分前作よりも楽になった(星やチルノなどキャラ固有のアイテムはあるが)。各キャラ通しでクリアを全キャラやらせるのはさすがにやりすぎかとも思ったが、前述の全アイテム収集との関連や各キャラの性能を把握するにはこれが最適なのも間違いない。ノーミスの実績は、壊れ性能の萃香が楽かもしれない。

 進化したパージシステムでゲームの幅が前作より大きく広がり、東方二次創作キャラゲーとしても盤石の内容で、これぞ正統的な続編と言わしめる完成度であった。

 クリアしてから、さくSaku邸&かるーあみるくの「気軽にお手とか言わないで」に収録されていたととねみぎさんの漫画を読んだら、いろいろと納得できた。


氷室 万寿 |MAIL
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