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2014年05月03日(土) 「東方活劇綺談ONLINE2nd」のこと

 今日から4連休。この機に溜まっている同人ゲームを積極的プレイしていかねば。

 今日は「東方活劇綺談ONLINE2nd」三昧。EXTRAまで一気に進めてしまおうと。
 お燐の性能は攻撃力と運が高く、逆に防御は極めて低い。昨日書いた運とクリティカルだけ上げていく成長はある意味適しているといえる。スキルは多段攻撃のコークスクリューブローと乱舞技のローリングサンダーを重点的に強化。特に、コークスクリューブローは出が速い上に横方向への判定が長く、近接攻撃中心のお燐にとって射程が長い貴重な技で、ボスにはやや力不足なものの道中では多大なる威力を発揮した。
 本編はクリティカルによる高攻撃力のおかげで割と楽にクリアできて、EXTRAもぬえまでは詰まることなく進むことができた。このままいけばお燐もレベル100未満でEXTRAクリアできるかと思ったものの、妹紅で大苦戦。妹紅は体力こそ多くないものの、スペルカードの2枚目以降が一発喰らうとそのまま喰らい続けてしまうような弾幕で、弾幕防御力の低いお燐にとって鬼門が続くのであった。結局、クリティカルを最大まで強化し、その後ローリングサンダーを強化しまくって、さらに攻撃が切り替わるときのボスの位置取りを固定させて被弾を抑えるパターンを構築して漸く倒すことができた。妹紅突入時にレベル91だったのが、倒したときにはレベル109まで上がっており、時間も2時間くらいは費やしていたかと思われ。なお、潜りまくりダンジョンは、運とクリティカル縛りではとても太刀打ちできないのでこちらは見送り。

 というわけで、「東方活劇綺談ONLINE2nd」はこれにて一段落。感想をまとめてみる。
 GATLING CATの代表タイトルである「東方活劇綺談」シリーズの最新作。ゲームシステムは従来どおり横スクロール2Dアクションで、連続技を華麗に決めて敵を倒しながらマップを走破し、ゴールまで到達するのが目的。ボスがいるマップではその後ボス戦となる。
 今作の自機は4キャラから選択可能であるが、操作は攻撃とジャンプに加えてスキルとグレイズと、シリーズお馴染みの内容で統一。スキルは方向入力によるコマンドとあわせて入力することで、SP(精神力)を消費してキャラ固有技を繰り出す。グレイズは近距離のダッシュで、敵の弾をすり抜けることができる他、空中を水平移動することもできる。基本的な連続技は攻撃ボタン連打で手軽に出すことができ、そこにレバーや固有技を組み込むことで多彩な連続技を編み出せるのが大きな特徴の1つ。
 ボス戦は東方キャラが相手となり、体力に応じて4段階の攻撃を仕掛けてくる。ボスは体力ゲージのほかにスペルカードゲージとヘイトゲージを備えており、時間で溜まるスペルゲージは一杯になるとスペルカード攻撃を、攻撃されることで溜まるヘイトゲージは一杯になると強力な攻撃を仕掛けてくる。なので、各ゲージを意識して戦わないと、強力な攻撃で不意をつかれたりスペルカードの回避に苦慮するという目に遭う。
 自機は戦闘で入手した経験値によりレベルが上昇する他、マップや戦闘で入手したアイテムを消費しても強化が可能。今作の強化システムは今までで最も自由度が高く、スキルポイントを消費してアクティブスキル(キャラ固有技)とパッシブスキル(HPやSTR等の各能力)を個別に強化することができる。加えて、鉱石とお金を消費して、武器や防具を鍛えることができる。
 今作のマップは本編とEXTRAに分かれており、本編は前作の14面に新規の2面が追加されて若干の分岐もあり、EXTRAは新規6面の一本道で構成されている。それ以外にレベルやアイテム稼ぎのための修行場も設けてあり、こちらは前作とほぼ同じ内容。なので、面構成は前作の増補版といったところ。

 今作の強化システムは従来に比べて自由度が高く、かゆいところに手が届く感じが非常に好印象であった。おかげで、各キャラともその性能を引き出して楽しめた感がある。また、道中やボスそれぞれに効果的なスキルを重点的に強化できたことで、より積極的な攻撃を楽しめるようにもなった。ボス戦など、従来に比べて相当テンポが良くなったのではなかろうか。
 面構成こそ半分以上が前作と同じ内容ではあるが、自機の挙動など細かい調整が加えられている気がして(一応前作と比較して確認はしたけど、気のせいかもしれない)、先の強化システムと合わせて道中、ボス共に勢いに乗った快進撃を存分に堪能できた。EXTRAの面構成は上下への広がりや脇道も備わって自機の躍動感ある動きが楽しめ、今作で追加された霊夢とお燐も特徴付けが明確で椛とは違った面白さが感じられたしと、満足度は前作よりも遥かに高い。前作で感じた違和感のようなものは今作ではすっかり影を潜め、総じてこれぞ「東方活劇綺談」と思わしめる内容であった。贅沢を言えば、本編の面構成も一新して欲しかったところではある。
 体力自動回復のパッシブスキルや敵が体力回復アイテムを落とすなど、従来よりもプレイヤーに有利な要素が導入されている一方で、お燐の極端な性能や発動場所まで考慮しないと攻略できないスペルカードなど挑戦的な要素もしっかりあって、間口を広くしつつもやり込みの深さはしっかり維持しているという印象を受けた。
 一つ残念だったのが、潜りまくりダンジョンの最後のボスが単体になってしまったこと。前作のお燐とお空の複合攻撃の印象がかなり鮮烈で大きな可能性を感じたので、そこを伸ばして欲しかった感はある。あと、各マップのCLEAR表示が難易度ごとにあれば、収集要素を刺激されて高難易度への挑戦意欲を掻き立てられたかと。

 個人的に影狼ちゃんの出演がとても嬉しい。相変わらずBGMのアレンジは見事だが、特に竹林面の切迫感あるアレンジは印象深い。あと、お燐専用のアレンジの滑稽さがキャラの容姿と相まって、とても和む(笑)。


氷室 万寿 |MAIL
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