雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2013年09月09日(月) 「きゅぴシューDANGEROUS!!」のこと

 夏の疲れも「真夜中は星づくよ」「Fantasy of Alice」と2作プレイすることで漸く取れたようなので、先延ばしにしていた「きゅぴシューDANGEROUS!!」(橙汁)をプレイ。

 ある日世界からプリンが消えた。消えたのはプリンそのものに留まらず、人々の記憶からもプリンに関する事が失われてしまったのである。まるで、初めからプリンというものが存在しなかったかのように。しかし、ただ1人だけ、プリンのことを覚えていた者がいる。プリンを愛して止まないその者の名はきゅーぴー。彼女は戦う。プリンをこの世界に再び取り戻すために。

 この作品は、あほわんこのきゅーぴーがプリンを世界に取り戻す戦いの記録を描いた縦STGであり、前作「きゅぴシュー」の続編でもある。ゲームシステムは前作とほぼ同じで、数あるフォーメーションの中から3つを選び、それを使い分けて敵を倒していく。フォーメーションの選び方によって様々なプレイスタイルが取れるのが大きな特徴。また、敵本体を倒すことで敵弾がアイテムに変わるシステムもそのままで、敵弾に囲まれても、敵を倒せば敵弾が消失して活路が開けた上にアイテム大量取得という、窮地が好機に一転する痛快さもしっかり健在。アイテムを集めることで発動可能な、一定時間攻撃力が上昇するハイパーは、今作は持続時間と攻撃力が異なる3種類から選択。攻めも守りもより幅が広がるようになっている。あとは、所謂実績システムも搭載。特定のフォーメーションでクリアという項目が多いのはこの作品ならでは。
 演出面の強化は著しいものが。物語は前作同様プリンを巡るものだが、その規模は遥かに壮大で馬鹿馬鹿しく。そして、その物語を劇的に演出すべく、ボスもより巨大に、より派手に、より愉快な攻撃を繰り広げてくる。さらに、前作のプレイヤーへのファンサービスや橙汁のセルフパロと思わせる演出の数々と、その充実振りには目を見張るものがある。やはり、大真面目な馬鹿(褒め言葉)は素晴らしい。

 とりあえず先の展開と物語を確認すべくEASYでクリア。道中に地形扱いの敵が出現したり、敵の種類も攻撃パターンも大幅に増加したりと、前作に比べるとより変化に富んだ面構成で攻略し甲斐は十分。ボス戦も弾消しシステムを活用する攻撃が多く、避けて撃ってから踏み込んだ攻略を要求されるのが面白い。何より、画面内の大量の弾が一斉にアイテムに替わり自機に吸い寄せられて軽快な効果音が鳴り響くのは心をくすぐられるものがあり、中毒性が高い。また、緩いくせに無駄に壮大な物語と、癖のありすぎるキャラ達の必要以上に力の入った演技もしっかりと受け継がれており、こちらも大いに楽しませてもらえた。中でも、3面ボスの最後の攻撃と5面最後のカットインには声を上げて大笑い。製作者のセンスが炸裂である。

 フォーメーションのオービットとツインカノンが群を抜いて強力で、この2つさえあればNORMALくらいまでなら力押しでクリアできそう。実績は相当難しいものもあるのでほどほどに。


氷室 万寿 |MAIL
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