雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2012年12月17日(月) 「ニクヤサン」のこと

 今日から一般計量士試験に向けてのお勉強を開始。試験範囲は、計量に関する基礎知識と、計量器概論及び質量の計量。法令と統計は環境計量士試験に合格しているので免除。
 計量に関する基礎知識は、高校の数学と物理なのだが、早速順列と組み合わせで詰まる。昔は結構解けた分野だったはずなのだが、かなり頭が凝り固まっているようである。
 試験は3月の第一日曜日。頑張ろう。

 「ニクヤサン」(ショートケーキ)を開始。
 筋肉を崇拝する世界において、禁断の薬「プロテイン」により力を手にしたプロテイン帝国と、自然の力のみで肉体を鍛え上げたナチュラリストとの争いを描いた縦STG。ナチュラリストである主人公のサフィはプロテインに魅せられてしまった兄を追い、己が肉体一つでプロテイン帝国に立ち向かう。
 と、実に濃い物語が示すとおり、筋肉を主題にしたSTG。STGといっても自機も敵も一切弾は撃たないという異色の内容。筋骨隆々な自機の周囲には攻撃範囲が示されており、そこに敵が触れたときに攻撃ボタンを押すことで、「フンッ」という唸り声と共に敵を倒すことができる。そして、攻撃をしていないときに敵に体当たりをされるとミスという、正しく肉体と肉体のぶつかり合いなシステムとなっている。敵を倒すと攻撃範囲が一定時間赤く光り、そのときに続けて敵を攻撃範囲に入れることで、連続して攻撃が可能。逆に、攻撃を外すと一定時間隙ができてしまう。自機もマッチョなら敵もマッチョなわけで、道中は筋肉の塊が編隊を組んで次々と押し寄せてくる。その動きは直線的な単調なものから、自機が近づくことで動きを変える変則的なものまで様々。それらの複合的な攻撃もあり、いかに動きに惑わされずに接近して攻撃を行うかが求められる。
 面の最後に登場するボスも、夢に出てきそうなほど個性的。ボス戦のシステムも独特で、敵を延々と生み出すジェネレータを全て倒すことでボスの攻撃範囲を解除し、そこに攻撃を当ててダメージを与えていく。当然ながら、ボスの攻撃範囲に触れてしまうとえげつない攻撃を受けてミスとなる。ボス戦ではあっという間に筋肉の塊で画面が覆いつくされてしまうので、ジェネレータに辿り着くまでも一苦労。さらに、ジェネレータから出てくる敵の動きも意表を突いてくるので、ジェネレータの出現場所や攻撃内容を把握しないと辛い場面も多々存在する。

 自機から敵からとにかく筋肉三昧で、効果音もうなり声やうめき声と実にむさ苦しい(褒め言葉)作品。筋肉の壁や筋肉の行列など、筋肉が奔流する画面はとにかく衝撃的である。攻撃が接近戦のみなので普通のSTGのように弾を垂れ流しで敵を倒すようにはいかず、操作にごまかしが効かないところまで何とも漢らしい。
 上手く攻撃を当て続ければ次々と敵を粉砕していける一方で、変則的な動きをする敵も多く、攻撃を外すと大きな隙もできるため、精度の高い動きを要求される。なので、ひたすら狙い撃ちで効率よく敵を倒していくという技巧面に重きを置いた戦いになり、力強い見た目とは裏腹にゲーム自体は結構地味なところがある。
 ボス戦はこのシステムならではの内容であり、攻撃毎にジェネレータの位置や敵の動きも変わるよう工夫はされているのだが、少なくとも1面と2面はほぼ同じような内容でやや冗長な感じがした。とはいえ、不気味で異様な容姿のボスはボイスも含めて実に個性が光っており、この癖のある世界観を一層際立たせてくれるものがある。

 接近戦のみということで、油断するとすぐに体当たりされてしまうことから、今日は2面ボスまでしか到達できなかった。とりあえず、まずは残機を増やして攻略していくのが良さそうである。


氷室 万寿 |MAIL
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