雪さんすきすき日記
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2012年11月14日(水) 「東方リズムカーニバル!紅」のこと

 次から次へとお仕事が。試験の内容的に繁忙期と閑散期がはっきりしているのだが、これほど途切れないのもめずらしい。

 「東方リズムカーニバル!紅」(FocasLens)を開始。
 東方二次創作でリズムゲームという構想はムービーや単発の作品としては見受けられたが、こうしてまとまった形になっているのはこれが初めてかと。体験版の時点で既に高い評価を得ていた作品である。
 ルールは簡単で、画面の動きと音楽のリズムに合わせてボタンを押すだけ。タイミング良く押せば画面内のキャラが正しい動きをし、間違えると動きも失敗する。そして、間違いが少ないほど高い評価が得られる。リズムゲームとしては一般的な内容である。
 この作品の凄いところは多々あるが、やはり先ずは譜面の面白さを挙げたい。リズムゲームの面白さは何よりこの譜面によって決まるのだが、この作品はその点において緩急、変化共に富んだ内容で及第点を優に超えている。そして、その譜面を演出する楽曲とキャラクターに、「東方人形劇」で実績のあるアレンジャーとデザイナーを用いているところに製作者の意気込みが感じられる。もちろん、楽曲のアレンジも見事だし、キャラクターたちもアクションゲームでもここまで動くのは珍しいと思えるほど非常に良く動いてくれる。おかげで、押して楽しく聴いて楽しく見て楽しいと、三拍子揃った完成度の高さである。さらに付け加えると、各面の内容も「紅魔郷」の設定を一次二次共にふんだんに取り入れたものであり、タイトルどおり賑やかな内容で大いに楽しませてくれる。

 とにかくデフォルメキャラが可愛いので、「レミリアポーズ」を真っ先にプレイし、その後は適当にいろいろプレイ。と、Twitterで「スカーレットビート」が好きというリプライが。ならば挑戦してみようということで出現した時点でプレイしてみた。
 内容は、レミリア嬢が撃ってくる弾幕を文が避けるというものだが、その弾幕たるや本編に匹敵するほどの弾密度で、それをボタン2つで避けろというのだから無茶もいいところである。実際、プレイしたての頃は被弾しまくりでとてもゲームにならなかった。しかし、この面の意図が汲めた途端、大きな衝撃が走った。確かに弾数は凄いが、避けるべき弾はほんの一握りで、しかもそれを避けるタイミングが曲のリズムにぴったりと合っているのである。画面を埋め尽くす弾をまるで当たるか当たらないかのところで曲に合わせて華麗に避ける文の姿は、リズムゲームと弾幕STGの見事な融合を体現したもので、驚きを遥かに超えて感激すらした次第である。そして、この弾幕がまた良く出来ていている。全方位を中心にレーザーに交差弾に高速の大弾、果ては不夜城レッドのような十字砲火まで様々な攻撃が繰り広げられ、終盤になるとそれらが複合されて弾幕STGとしてもまともに避けるのは大変な状況になる。しかし、リズムゲームなので実際は左右移動だけで避けられる(瞬間移動は必要だが)という、この見た目と避ける際の差異(というかはったり)からくる高揚感が、まさかリズムゲームで感じられるとは夢にも思わなかった。
 東方二次創作として、キャラや曲だけでなくシステムすらもリズムゲームに取り込んだ製作者にはただひたすら頭が下がる思いである。こうなると、いよいよ「東方リズムカーニバル!地」の発表が待たれる(笑)。

 今日はとりあえずメドレー意外全面クリアまで。クリアはともかくパーフェクトを狙うとかなり難しくなるところに挑戦意欲を掻き立てられる。

 製作ブログを読んだら、弾幕STG×音ゲーの構想はずっと前から暖めていたようで。その想いに、この完成度の高さにも至極納得である。


氷室 万寿 |MAIL
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