雪さんすきすき日記
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2012年02月14日(火) 「スイカvsメカスイカ完結編」のこと

 花粉が始まったような。

 「SATAZIUS」は昨日と大差無し。ボスラッシュは、弾は避けられても硬さに根負けすることがほとんど。

 そして、平行してプレイするのに選んだのが「スイカvsメカスイカ完結編」(大雪戦)。これも無印の初出がC79と、大分寝かせてしまった。
 東方二次創作ながら、キャラの配役に独自の設定を盛り込んだ世界観であり、端的にいうと幻想郷の住民が巨大怪獣特撮物を演じているといった感じの作品。怪獣役には萃香が充てられており、それに対抗するのが映姫率いる幻想郷防衛軍。歩く自然災害と化した巨大なスイカを撃退すべく、永琳ら幻想郷の頭脳たちによって開発されたメカスイカ。力には力を、巨体には巨体をというわけである。しかし、その巨体ゆえに通常の操縦者では操作もままらならないといった有様であるが、とあるきっかけで搭乗した霊夢が天性ともいえる才を発揮。そのままなし崩し的にスイカ討伐へと参加することとなる。

 ゲーム自体は見下ろし型のアクションゲーム。ベルトアクションがシステム的には近いかと。流れ的にはメカスイカを操作して雑魚を倒しつつマップを進み、最後に待ち構えるボスを倒すとクリアという一般的なもの。ただし、メカスイカの操作が設定どおり尋常で無いのが大きな特徴。
 メカスイカの初期装備は強パンチ、弱パンチ、ジャンプ、頭上のバルカンという4つがあり、それぞれのボタンに対応しているのだが、全ての操作が独立しているため、いくつもの攻撃を平行して行うことができる。さらに、戦果を上げることで入手した資金を元に、メカスイカにサブパイロットを搭乗させることでコマンド技や特殊動作が次々と追加。そして、この作品の凄いところはそれらの技が自在に連携可能ということ。技の少ない序盤こそ地味な戦いであるが、サブパイロットを登場させて使える技が増えていくと、技を出していく端から次々と連携して威力が向上し、メカスイカが文字通り大暴れすることに。その連携度合いの凄まじさは、メカスイカの巨体も相まって既存のアクションゲームの常識を覆すほどであろうかと。技が増えれば操作もそれなりに複雑にはなっていくが、適当に入力してもそれなりに繋がっていくので、慣れないうちでもこの大暴れを楽しむことができる。もちろん、操作に慣れて狙って技を出せるようになれば、その楽しさはさらに跳ね上がる。

 東方二次創作の皮を被った超馬鹿ゲー(大いなる褒め言葉)。何でもかんでも繋がる連携によって得られる攻撃の痛快さは他に類を見ないほど。プレイ中はひたすら攻撃と破壊の快感が続き、歩いている暇があったらとにかく技を出せというほど攻撃重視に徹底した調整にとても新鮮な印象を受けた。あと、この手の技数の多い作品は使える技がほんの一握りに過ぎないのが普通であるが、この作品は連携という要素により出せば何かしらの威力向上に繋がるため、全く役に立たない技が皆無とはいわないまでもかなり少ないのではなかろうか。これには目から鱗が落ちた。
 また、独自の世界観はキャラの配役に原作を上手く反映させており、原作準拠の二次創作とはまた違った芝居的な面白さがある。物語は大真面目なはずなのだが、そもそもスイカvsメカスイカという構図が古の大怪獣物のパロディーであり、真面目に演じている分笑えてしまうものがある。

 とりあえず、NORMAL初回は何度かやられながらもクリア。ルーミアの広範囲攻撃であるディマーケーションにとにかくお世話になった。全方位に弾をばら撒くもので弾単体の攻撃力は低いものの、連携によってそれが一気に引き上げられ、雑魚には圧倒的な威力を発揮する。正しくこの作品の醍醐味ともいえる連携は実に中毒性が高い。
 サブパイロットは活用するほど階級が上がり、新たな技を購入できるようになる(霊夢の階級の方が上でなければならないいう制限はあるが)。慧音の能力を購入することでクリア後の階級や技の引継ぎが可能となるので、2周目以降はこれら成長要素を楽しんでいこうかと。
 また、完結編では特定の条件を満たすことで真のシナリオに進むことができるようである。が、これは置いといてとりあえずサブパイロットの技や能力の把握を先にしよう。


氷室 万寿 |MAIL
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