雪さんすきすき日記
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2008年03月16日(日) 基板のこと

 今日は私が所持していたアーケードゲームの基板を全てレトロゲームセンタープロジェクトに寄付という形で参加させた。

 ここ1〜2年、私は塩漬けになっていた所持基板を今後どうするか悩んでいた。内容はともかく約230タイトルと数だけは多く、ちょっとやそっとでは処分できる分量ではないし、費用も相当な額になるであろう。それ以前に、これだけ集めた基板を単純に捨てるというのは基板に対する情熱が失せたとはいえ流石に忍びない。
 しかし、売るにしても放置していた時期が長かったため動作保障は皆無であり、確認するのも相当な手間である。ジャンク扱いでネットオークションに出品することも考えたが、大した値は付かないだろうと思いこれも手間に見合わないので却下した。ということで、八方塞がりのまま時間だけが過ぎていったのである。

 ところで、私は基板を購入するときにインストラクションカードはできるだけ純正品に拘ってきた。その甲斐あって、所持している基板のほとんどに純正のインストラクションカードが付いている。そして、ゲーム自体はエミュレータでプレイできても、インストラクションカードまでは再現できない。ならば、資料的な価値は結構高いのではなかろうか。
 それなら、どこか博物館のような所に引き取ってもらうのが最善の策である。しかし、そんな都合の良い場所があるはずも無く…と思っていたら、この記事が目に留まった。ここならば私の基板を活用してもらえるかもしれないと思ったものの、もう年の瀬も迫っていたので年が明けてから連絡をすることにした。

 そして、去年の冬コミ。初日に知人のゲーム系サークルで売り子をしていたところ、その知人が一枚のチラシを持ってきた。その内容は正にレトロゲームセンタープロジェクトそのもの。何と、UGSF-WESTもサークル参加をしていたのである。これは僥倖ということで、早速スペースに行って担当の方に私の考えを述べた。
・ゲーム基板がおよそ200枚あるが、塩漬け状態で管理もできていない
・インストラクションカードはほぼ純正品で資料的価値は高いのではないか
・基板は動作保障は無いが、インストラクションカードと一緒にレトロゲームセンタープロジェクトに参加させて欲しい
・基板とインストラクションカードの提供は無償でも構わない
すると、嬉しいことに同意が得られたので、コミケ後にメールで連絡を取り合って条件を煮詰め、今日遂に目出度く基板の寄付と相成ったわけである。

 ちなみに、寄付した基板(というかインストラクションカード)はこれ。今後ビデオゲーム博物館が公開される際にはお目見えするかもしれないが、B級作品ばかりでがっかりすること必至。しかし、今日話を伺ったところ、今はB級作品の方が入手しにくいとのこと。何でも、売れない基板は短期間で処分されてしまうらしいのである。それを聞いて少し救われた(笑)。

 ふ〜、漸く肩の荷が下りた気がする。


氷室 万寿 |MAIL
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