雪さんすきすき日記
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2005年11月23日(水) 続々・「東方夢想伝」のこと

 所用で東京に出る。正直、休日みたいなものだ。

 というわけで、休日らしく帰りに秋葉原へ寄り(笑)、メッセ→ホワキャン→虎と同人ショップを巡る。虎の隣が空き地になっており、そこに建つのは虎の穴ビル(仮)とのこと。同人でビルが建つとは、さすが秋葉原。
 さすが秋葉原といえば、街中を堂々と(あまつさえ改札前にも)メイドさんの格好をして歩いていてもさほど気に留められないというのは、日本はおろか世界広しといえどもこの街くらいであろう。秋葉原だからということで軽く流されてしまいそうだが、冷静に考えてると凄いことではなかろうか。
 それでも肩出しのサンタ衣装を着た女の子はメイドさんに比べて珍しいのか、それとも単に何かのイベントだったのか、周りに結構人が群がっていた。第一印象は寒そうだったが、すれ違った人もそれを声に出していた。まあ、風邪をひかぬよう。

 「東方夢想伝」全面クリア。途中で挫折せず終えられたことに先ずは一安心。まあ、攻略に頼りっぱなしのプレイではあったが、おかげで誰も一度も倒れることなくクリアできた。どうも私はユニットの消費を前提とするシステムに対して抵抗が強く(「大戦略」とか「マスターオブモンスターズ」とか)、それがSLGを苦手とする理由の一つであることから、このシステムは相性が良いようである。
 それにしても、「東方紅魔郷」「東方妖々夢」両作品の内容を、高い再現度で反映させたシナリオには最初から最後まで感心させられた。動的なSTGの内容を静的なSLGのシナリオに変換するのは、相当な熟考を重ねての作業であったと思われる。と同時に、全編にわたってシナリオから作者の東方シリーズに対する想いの深さが感じられた。これだけの長さである。原作への想いが中途半端であればどこかで馬脚を現してもおかしくないが、この作品については最後まで違和感なく、そして安心してプレイすることができた。
 というわけで、高い技術と原作に対するしっかりした姿勢の両方が感じられたのは、二次創作としてとても素晴らしいことではなかろうか。

 と、今更な感想をもって「東方夢想伝」に区切りを付けることにする。
 さて、「東方想月綺」に取り掛かろう。


氷室 万寿 |MAIL
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