キッシンジャーの日々
キッシンジャー



 責任問題

 学校の後輩に焼肉をおごってもらうことになった。しかも女のコ。誰もが「可哀想」とか「情けない」とか言うかもしれないが、知ったこっちゃない。「オゴる」と言ったそのコに全ての責任があるのだ。ちゃんと「ほんまにええの?」って断ったし…。そしたら「いいですよ」って言ったし…。責任とってもらおうじゃないの。こっちはしっかりオゴってもらおうじゃないの。オゴられる側の責任果たそうじゃないの、ありがたく、感謝しながら。
 焼肉は旨かった。ワインもおいしく頂いた。食い終わった後のビールは最悪だった。その後輩はほろ酔いだった。

 3人で行ったので、もう一人の友人宅へ。2次会。彼女はすでにベロベロだ。そのコが寝ちまうまで、僕と友人はいつもの説教を彼女にたれ続けた。
 彼女が眠りに就いた頃、僕は3Pとゆー話を切り出した。幸いそいつにはゴムいらず。セックスも大好きだしちょうどいいじゃん。
 僕はノリノリになって、友達に3Pを推奨した。
 
『イケる!!!!!』

 僕は心の中で小躍り状態だ。
 そんな僕の気持ちを友達は無残に、そして素っ気なく裏切った。

「こんな自分がいねえ女とはヤる気にもならねえよ」

…こうして僕の3Pの夢はあえなく撃沈したのだった。


 その後、また別の友達2人と合流して3人で飲んでいたときに、ある問いについて議論した。

「人間はみんなズに乗ってると思う」

 これがどうしてそう言えるのか、またこれをポジティヴに捉えるのか或いはネガティヴに捉えるのかは、複雑だし、各自の判断次第。ただその時に3人で決まった意見はある。

「何はどうあれ、みんなやっぱりズに乗ってんのとちゃうか?」 

2002年05月16日(木)
初日 最新 目次 MAIL