パラダイムチェンジ

2005年06月09日(木) Road to Germany 2005

というわけで、W杯ドイツ行きが決まるかどうかの日にミュージカルを
見に行くという非国民?なふるまいをした後、家に帰って北朝鮮戦を
改めて見た。
いやだって、ダイジェストシーンで見たって、全然感動とか、わいて
こないし。
いやー、よかったっす。おめでとうジーコジャパン。

ただ、どこかめでたさも中くらいなりって感じがしてしまうのは、
このチームが圧倒的な強さを見せたというよりは、今回第三国開催、
無観客試合になったことも含めて、とにかく運が味方をした事が沢山
あったからなのかもしれない。

もちろん、運も実力の内だと思うし、これがもし第1戦の北朝鮮戦で
ドローだったり、第3戦のバーレーン戦のオウンゴールがなかったら
と思うとこんなに落ち着いてはいられなかったはずな訳だし。
やっぱりドイツに行けてナンボだと思うし。

ただ、ここでドイツ行きが決まったことよりも、この先このチームが
どれだけ化けるのかの方を楽しみにしていきたいな、と思うのである。

2002年までの日本代表と、ジーコジャパンの一番の大きな違いは、
国内組と海外組の融合の問題だろう。
特に海外組はクラブチームでの試合をこなして帰国、時差調整もまま
ならない中でチーム合流を繰り返してきたわけだし。
それで代表チームとして満足のいくコミュニケーションがとれなかった
ことが、今までの成績を物語っているんだろうし。

本番のW杯の前には、合宿をはり、コンディショニングの調整具合も
前々回のフランス大会よりは確実に向上してるんだろうし、また選手間
のコミュニケーションがばっちり図れれば、このチームはしっくり
まとまる、というのは今回のバーレーン戦、北朝鮮戦を見れば証明
されたんだと思うんだけど、更にその上を目指せるかどうかが、この
チームに対しての期待であり、また課題でもあると思うのだ。

そしてその試金石になるのが、来週にも始まるコンフェデ杯なのかも
しれないと思うのである。
さすがに時間が足りないなあ、とは思うけど、海外組が完全合流した
時に、今ある戦力でも彼らのコミュニケーション力でどれだけの戦力
アップが図れるのか、また格上の相手に対しても気持ちで負けずに
戦っていけるのか、それとも予選通過でホッとしてしまい、意外と
あっさりと負けてしまうのか。

できれば前者であってほしいと思うのであるが。
できれば来年につながる可能性を見せてほしいな、などと思いながら
来週あたりは夜更かしして睡眠不足になっているのかも。
今週も実はユースの世界選手権があるしね〜。
今後の彼らの戦いに期待っていうことで。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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