パラダイムチェンジ

2005年01月13日(木) 作業と仕事

さて、今年の抱負、「身体をつかう」「手を動かす」ことに関連して
いうならば、正月休みの大そうじの時に、たまたま読み返した本
こんな話がのっていた。
(こういうことをしているから、作業が遅れるわけであるが)
それが、作業と仕事をわけて考える、という事である。

以下、引用すると、

とかく脱線しがちな気分を、無理やり何かひとつの目標に縛りつけよう
とする人がよくいる。だが、自然体の自分を目標や計画でがんじがらめ
にすると、ストレスばかりが増えて、身動きならなくなる場合がある。
あなたも心当たりはないだろうか。

では、どうしたら「目標」など意識せず、知らぬ間に「目的」を果たし
ていた、などという芸当が可能になるのだろうか。私の解決策をお教え
しよう。

まず必要なのは、自分の仕事の中身をよく吟味することだ。そうする
と、(1)前もって計画できる仕事(計算できる仕事)と、(2)計画できな
い仕事(計算がきかない仕事)に分かれる。仕事のハード部分とソフトな
部分と言い換えてもいい。(略)

私は(1)の「計算できる仕事」を単なる「作業」と呼び、(2)の「計算で
きない仕事」を「仕事」と呼んで区別している。「作業」をする時は
スケジュールを立てることが可能だが、「仕事」をする時はあまり時間を
読みすぎないほうがいい。「気がついたらこんなに進んでいた!」と
いうくらいのラフな気持ちで取り組んでいたほうが、結果がいいのだ。


うーん、でもそうだなあ。
作業でも仕事と同じ神経を使って完璧にこなそうと思うからこそ、当初
の計画が破綻をきたしてしまうっていうのは、あるかもしれない。
それはたとえば、試験勉強で単語帳を完璧に作ろうと思って試験の日を
迎えてしまうようなものかもしれない。

むしろ作業的なものは、無意識に身体が動くと言うか、あまり深く考え
ずにこなすことができれば、作業効率はアップするし、むしろそこで
できた気持ちのすきま時間を仕事に回せれば、より充実した生活になる
ような気もするし。
作業と仕事を分けて考えるっていうのは、いいアイデアだと思うので
ある。


 < 過去  INDEX  未来 >


harry [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加