さて、今年の抱負、「身体をつかう」「手を動かす」ことに関連して いうならば、正月休みの大そうじの時に、たまたま読み返した本 に こんな話がのっていた。 (こういうことをしているから、作業が遅れるわけであるが) それが、作業と仕事をわけて考える、という事である。
以下、引用すると、
とかく脱線しがちな気分を、無理やり何かひとつの目標に縛りつけよう とする人がよくいる。だが、自然体の自分を目標や計画でがんじがらめ にすると、ストレスばかりが増えて、身動きならなくなる場合がある。 あなたも心当たりはないだろうか。
では、どうしたら「目標」など意識せず、知らぬ間に「目的」を果たし ていた、などという芸当が可能になるのだろうか。私の解決策をお教え しよう。
まず必要なのは、自分の仕事の中身をよく吟味することだ。そうする と、(1)前もって計画できる仕事(計算できる仕事)と、(2)計画できな い仕事(計算がきかない仕事)に分かれる。仕事のハード部分とソフトな 部分と言い換えてもいい。(略)
私は(1)の「計算できる仕事」を単なる「作業」と呼び、(2)の「計算で きない仕事」を「仕事」と呼んで区別している。「作業」をする時は スケジュールを立てることが可能だが、「仕事」をする時はあまり時間を 読みすぎないほうがいい。「気がついたらこんなに進んでいた!」と いうくらいのラフな気持ちで取り組んでいたほうが、結果がいいのだ。
うーん、でもそうだなあ。 作業でも仕事と同じ神経を使って完璧にこなそうと思うからこそ、当初 の計画が破綻をきたしてしまうっていうのは、あるかもしれない。 それはたとえば、試験勉強で単語帳を完璧に作ろうと思って試験の日を 迎えてしまうようなものかもしれない。
むしろ作業的なものは、無意識に身体が動くと言うか、あまり深く考え ずにこなすことができれば、作業効率はアップするし、むしろそこで できた気持ちのすきま時間を仕事に回せれば、より充実した生活になる ような気もするし。 作業と仕事を分けて考えるっていうのは、いいアイデアだと思うので ある。
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