今日は映画ネタ。 今日紹介するのは、「恋の門」。
この映画、一言で言うなら、今年見た中で一番の映画かも? である。
監督は、劇団「大人計画」の松尾スズキ。 主演は酒井若菜、松田龍平。
物語は、石を使ってマンガを作る石漫画家、青木門と、OLしながら同 人誌活動をしているコスプレイヤー?の女の子、証恋乃の恋愛物語な んだけど、そこに、マンガバーのオーナーで元売れっ子漫画家の、 毬藻田(松尾スズキ)が絡んできて、というちょっと変わった物語。
でもね、この作品、 これほど現代の恋愛をうまく捉えて、お洒落?にしている映画もない んじゃないかな、と思うのである。 というより、この映画を評してお洒落といっている段階で間違って いるのか?俺?という映画なのだ。
ま、果たして私の感覚が間違っているのかどうかは、映画を見て判断 していただくとして。 でもね、なんというか、画面を通して、とてもパワーを感じる映画 だよなあ、と思うのだ。
ストーリーとしては、正直ついてこれない人もいるかもしれないが、 今の時代、ここまでパワフルで直球投げ込むような映画も珍しいん じゃない?という感じかも。 なんか、自分の中でも石が割れた感じなのである。
そしてそのヒロインを、文字通り体当たりで演技している酒井若菜も 偉いなあというか、すごくいいのである。 これが酒井若菜の代表作、といわれたら本人も微妙かもしれないけれ ど、作品中の酒井若菜はよかったと思います。 というよりは、酒井若菜の魅力にやられているだけか?俺。
でも、フランスあたりで上映したら意外とヒットして、それで話題に なりそうな映画かもしれない。
なんか1昨年に映画「ピンポン」を観て以来の邦画としては個人的に ヒットの作品である。 もう一回映画館に見に行ってもいいかも。 レンタルだったら是非オススメ、の映画である。
それにしても、(以下ネタバレにつき、見たい人だけ要反転ドラッグ) 平泉成と、大竹しのぶのコスプレ姿が拝めるとは・・・しかも、それが イデオンのユウキコスモってまた微妙なネタで。 他にも庵野カントク夫妻やら、小日向文成やら、市川染五郎やら、 やたら豪華?なカメオ出演があったり、豪華で言えば、劇中のあのア ニメは、エヴァンゲリオンの庵野監督の演出、メカデザインでガイナッ クス製作だったりとか。なんかもうどうでもいいところが豪華な感じ の映画でした。でもみんな松尾スズキの事が好きなんだろうなあ。
あ、ちなみに、 エンドクレジット終わった後にも、おまけ映像?があるので、最後 まで席を立たないほうがいいかも。
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