2003年03月02日(日) |
オリンピック最終予選第1戦 |
当たり前の事だが、お互いに点は取りたいし、相手に点はやりたくは ない。真剣勝負とはそういうものだろう。 って、一体何の事を書いているかと言えば、サッカーの試合の事である。
日曜日の夜にフジテレビでやっていた、チャンピオンズリーグの レアルマドリード−バイエルンミュンヘン戦と、昨日の夜やっていた オリンピック最終予選の日本代表−バーレーン戦を見た訳だ。
ま、スカパーではなく、地上波のフジテレビでたまたまやった チャンピオンズリーグの試合を有難がって見ているあたりで、すでに サッカーファンとしては「終わっている」のかもしれないが。
でも、結構いい試合で見てよかった、などと思ったりしているのだ。 少なくとも去年までのTBSよりはいい感じ。もっとやってくれ、フジ テレビ。
何しろ、最近サッカーづいているのである。 ちなみに日本ラウンドのバーレーン戦を見に行く予定だったりする のである。
で、話は冒頭に戻る。 U23の日本代表は、パスミスもあったり危ないシーンも沢山あった けれど、個人的にはこのチーム、連携もあるし、攻撃に戦略もあり、 個々の選手の個性もわかりやすいと言うこともあって、結構好きな チームである。
で、昨日の試合も相手チームが思いっきり引いていたって事もある とは思うけど、結構押していて、展開としては悪くはなかったんじゃ ないかな、と思うのだ。
ただ、一つ残念だったのは、結局ゴールをこじ開けることができな かった、という事だろう。決定的なチャンスがなかった訳ではない。 ただ、そのチャンスが活かせなかった、という事なんだろうと思う のだ。 素人目にはすげえな、向こうのGK、とか思っちゃったし。
もう一つは、もしかすると、日本代表が戦術にこだわりすぎている分 相手に研究され尽くして、チャンスをつかむことができなかったの かなあ、なんて思ったり。
これはサッカーではなく、ラグビーの平尾ジャパンの時の話だったと 思うけど、日本代表が奇策というか、戦術的プレイを行なうと1回は 通用するんだけど、2回目は研究されてしまうので、できなくなって しまう。だからW杯を勝ち抜くためには何種類もの戦術をぶっつけ本番 で行なわなきゃならないが、それは不可能である、なんて話を、平尾 誠二がしていたことを思い出した。
A代表で、ジーコの采配について、選手達の自由にやらせるのではなく 戦術を確立しろ、なんて話もあるけれど、でも、やっぱり戦術に依存 した戦いには、限界があるのかもしれない。 ま、これはまた別の話。
で、話は唐突にレアル−バイエルン戦に変わる。 レアル−バイエルン戦も前半は膠着した感のある戦い方で、このまま スコアレスドローなのかなあ、と思っていた矢先、バイエルンが先制 し、おお、もしかしたらレアルはこの後ホームがあるとは言っても 不利なのか?と思っていたときに、ロベルトカルロスがFKで、バイエ ルンの、というよりGKカーンの扉をこじ開けた。
組織の力でどうにもならない時、例えばロベルトカルロスのように、 その場の戦況をガラリと変えられる選手がいるというのは、やっぱり 凄いことなんだなあ、としみじみ思ったのである。
っていうか、あの地を這うFKがゴールになり、一方で日本代表平山の 打点の高いヘディングシュートや、松井のFKがゴールを捉えることが 出来なかったあたりには、やっぱり運だけではなく、気迫みたいな ものも関係しているのかなあ、とも思った訳だ。
まあ、この1戦で全てが決まった訳ではもちろんないのだろうし、 逆に言えば今後、彼らが1戦ごとにどれだけ成長していくか、という 事が楽しみになったりするんだけれど。予選で終わってしまうには、 もったいなさ過ぎると思うし。
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