パラダイムチェンジ

2002年08月18日(日) フォッシー

今回は、舞台の話。去年からTVのコマーシャルでもよくやっていた、
フォッシーというミュージカルの話。

ミュージカルだけど、特にあらすじがあるわけではなく、ボブフォッシー
というアメリカの有名な振り付け師をトリビュートしたような内容の作品。
フォッシー自身がつけたダンスシーンの総集編のような舞台である。

でもって、これが面白かったのだ。

とにかくダンサー達の身体がよく動く。身体が柔らかいとかそういうこと
ではなく、一つ一つの動きに対して表情があるのだ。
だから、背中の肩甲骨付近の動きを見ているだけで全然飽きない。
ダンサー自身のくせをあまり感じさせない、しなやかな動き。
その美しさに思わず見とれてしまった。

今回日本に来ていたキャストが、バリバリの一軍なのかどうかはわからない
けれど厳しいオーディションを乗り越えた末のトップダンサー達なんだろう
なあ、と思わせるだけの説得力のある動きをしていたと思う。

ちなみに今回見たのは、これが楽日だったためか、大澄賢也がラスト、
ちょっとだけ出演していた。身体のキレとかは、とてもすばらしかった
と思うけど、残念ながら顔の大きさ、足の長さでは、どうしても外人の
ダンサーとは差があるような感じがした。

うーむ恐るべし、ブロードウェイ。

結局その後、ニューヨークキャスト版の公演DVDを買って、PS2で再生して
見ている。
もちろん、DVDでも、そのすごさは伝わってくるんだけど、やっぱり生の
迫力にはかなわない。
来年来たら、また見に行くんだろうなあ。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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