今回は、舞台の話。去年からTVのコマーシャルでもよくやっていた、 フォッシーというミュージカルの話。
ミュージカルだけど、特にあらすじがあるわけではなく、ボブフォッシー というアメリカの有名な振り付け師をトリビュートしたような内容の作品。 フォッシー自身がつけたダンスシーンの総集編のような舞台である。
でもって、これが面白かったのだ。
とにかくダンサー達の身体がよく動く。身体が柔らかいとかそういうこと ではなく、一つ一つの動きに対して表情があるのだ。 だから、背中の肩甲骨付近の動きを見ているだけで全然飽きない。 ダンサー自身のくせをあまり感じさせない、しなやかな動き。 その美しさに思わず見とれてしまった。
今回日本に来ていたキャストが、バリバリの一軍なのかどうかはわからない けれど厳しいオーディションを乗り越えた末のトップダンサー達なんだろう なあ、と思わせるだけの説得力のある動きをしていたと思う。
ちなみに今回見たのは、これが楽日だったためか、大澄賢也がラスト、 ちょっとだけ出演していた。身体のキレとかは、とてもすばらしかった と思うけど、残念ながら顔の大きさ、足の長さでは、どうしても外人の ダンサーとは差があるような感じがした。
うーむ恐るべし、ブロードウェイ。
結局その後、ニューヨークキャスト版の公演DVDを買って、PS2で再生して 見ている。 もちろん、DVDでも、そのすごさは伝わってくるんだけど、やっぱり生の 迫力にはかなわない。 来年来たら、また見に行くんだろうなあ。
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