| 2006年08月08日(火) |
060808_青春の吹奏楽 |
夏真っ盛りの暑い日が続いても、春からの日照と温度不足で野菜は高値。うまくいかないものです。
【青春の吹奏楽】 八月五日から九日にかけて、中島公園の札幌コンサートホールKitaraでは全日本吹奏楽コンクール北海道予選の札幌地区大会が開かれています。
札幌地区吹奏楽連盟は今年が創立51年目になるのだそうで、一年一年の先人達の努力の積み重ねに感謝しなくてはなりません。
今年の吹奏楽コンクールには小・中・高・大・職場・一般という六部門で、195団体が参加して練習の成果を競うのです。
今夜は娘の登場する高校B編成(35人以下)の大会を観てきました。高校B編成にエントリーした高校は全部で19校あって、演奏する曲は7分以内の自由曲とされています。
こうしたコンクールでは各学校の入れ替えも大変な手間です。木管、金管、パーカッションなどの数や配置が一校ごとに違うので、演奏終了の拍手と同時に裏方の事務局の人たちが飛び出してきて、事前に提出された配置図を元に椅子を動かします。
子供達も制服のまま登場するところもあれば、特別なブレザーやネクタイで統一した見せるチームもあり、その姿に憧れることもあるかもしれません。
高校くらいだと、中学校以前からの経験者もいますが、高校から始めたという子もいるようですが、やはり強いと言われる高校では経験者がしっかりした指導者の下で素晴らしい音を出しています。 私のような素人耳にも、様々な高校の演奏を聞き比べていると「音が抜ける」という表現される、金管がパーッと出てくる音のすごさが分かります。
また血のにじむ練習を繰り返してきた子供達には何でもない事かも知れませんが、演奏する曲はリズムやメロディー、早いパッセージなど難しい要素が多くて、「よくこれだけの曲が演奏出来るものだ」と感心してしまいます。
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全ての演奏が終わると成績発表があります。成績は金、銀、銅で表現されますが、金と銀は口頭では紛らわしいので金の場合は「ゴールド」と表現されます。
成績発表は大会の役員の方が行いますが、発表前の諸注意の中で、「…それから、成績が発表されたときの喜びは『大きく、短く』でお願いします」と言われます。成績発表を今か今かと待つ生徒達には「ゴールド」という一言が欲しくて厳しい練習に耐えてきたのです。
ですから「○○番…ゴールド!」と言われたときには、会場の一角に陣取った子供達から「キャーッ!」という歓声と拍手があがります。その喜びを自制力で抑えた後ではそこからすすり泣きも聞こえてきます。感極まるのでしょうね。
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全ての発表が終わり、会場から出た後はホールの外で各学校ごとに集まって喜びを分かち合っています。
同時に三年生にとってはこれが最後の大会なので、その場で後輩から先輩への感謝のセレモニーなどが行われているところもあります。ここでも感極まって涙、涙、涙です。
こうした活動こそが青春なのだということが後からじっくり思い出になるのでしょう。ご苦労様でした。
そして、これだけたくさんの子供達がこれだけ多くの楽器に囲まれて音楽演奏に心を傾ける事が出来る平和な日本に改めて感謝したくなります。
文化を支える努力と感動。幸せの姿をここに見ました。
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