掛川奮闘記

2004年12月14日(火) 041214_中国からの取材チーム

 いよいよ慌ただしい年の瀬。ね、年賀状があっ…!

 さて今日は、
■市政ヒアリング
■講演依頼?やりまっせ〜
■中国からのテレビ取材 の3本です。


【市政ヒアリング】
 ここのところ、我が母校の大学からまちづくり修士論文の研究のために、U君という学生が市役所を訪れて、市長のレジメの変遷を勉強している。

 U君は今回私が創発調査でお世話になっている、北大の小林先生の下で勉強をしていて、その関係で掛川の榛村市長のまちづくりの変遷を研究対象としたいという申し出があったのである。

 今日はその研究の一環として、助役である私へのインタビュー調査を受けた。

 「市長のリーダーシップに関してどのようなサポートをしたか?」、「庁内の意識を高めて、掛川のまちづくりへと繋がった手法は何か?」、「外部からの助役の意味をどう考えるか?」などなど。

 市長へのサポートとしては、霞ヶ関直結情報や直結人脈などが挙げられるだろう。

 霞ヶ関には、単独で地方に出向をしている同僚に対しては、他省庁の人間といえども、そこはかとないシンパシーがあって、飛び込みで訪ねていっても「それはご苦労様」と言ってもらえることが多いのである。

 もちろんそのときに、「榛村市長のいる掛川市の助役です」というのは、またとない金看板になっているわけで、そんじょそこらの中央省庁のナントカ官などをしているよりは、よほど押し出しの効く身分・立場である。

 こういう立場を最大限に使わない手はないので、霞ヶ関を結構練り歩いたりもしているのだが、そういう臆面のなさが創発調査立ち上げの時には大いに役に立ったとも言える。

 創発調査のような、言ってみれば別にとらなくてもどうと言うこともないのだが、世の中の課題解決に果敢に立ち向かってみるような調査を取りに行って、おもしろがって協力して頂いたり取って喜んでもらえる首長というのはありがたいものだ。

 まあこういう市長でなければ、ある意味仕事を増やすようなよけいな調査など取りにも行かなかっただろうけれど。

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 「庁内の意識を高める手法」ということでは、徹底したレジメ作成の効用が挙げられる。「市長はレジメを作るのが好きだから」などという者は、同じだけの作業をやってみると良い。

 これだけ多くのレジメ作成を続けるのは並大抵ではない。それもほとんど部下に任せず、自分で作ってしまうのだから、生涯学習を実践する背中で職員に見せていると言えよう。

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 「外部からの助役の意味」ということでは、上記の情報収集やそれなりの人脈の利用と言うこともあるだろうけれど、本当の意味は本省などに帰ってから、掛川シンパとして出世をして本省に人脈が残ると言うことにあるのである。

 とすると、どこに帰るかというのが重要なポイントになるのだが、「掛川を経験した助役はみんな偉くなる」という定説をよそに、「まあ一人くらい例外もいたわな…」と言われるのもまたよしである、はっはっは(^-^;)。

 
【講演依頼?やりまっせ〜】
 年末から年明け以降の講演依頼が舞い込んできて、日程調整になかなか苦労する。

 今日は大東町から商工会議所青年部、女性部の代表が来てくださって、大東町での講演依頼があったのでお引き受けする。

 大東町さんからは、以前にも一度その手のご依頼があったのだが日程が合わずに残念な思いをしたのである。

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 市内の分野不問で52団体で構成する「ネットワークかけがわ」からも、2月3日にお話をしてほしい、という要請があってなんとか日程の都合をつける。参加者が女性ばかりというのはいいですねえ(年齢不詳)。

 しかつめらしい話はやめて、ぱーっと楽しく明るく元気になるような行政漫談にしたいものだ。  
 
【中国からのテレビ取材】
 昨日来、中国は浙江省のテレビ局が静岡県を訪ねてきて、静岡県を紹介するテレビ番組の撮影に駆け回っているという情報を得た。

 なかでも掛川市内で中国人脈のあるOさんという方から盛んに連絡があって、「一行が掛川にも来るようなことを行っているので、なんとか会ってあげてほしい」という要請である。

 中国テレビ局ご一行様の日程情報をいただいてみると、確かに本日の午後に掛川を訪ねてくるようになっていて、滞在の窓口としては県庁の観光交流室ということになっているようなのだが、担当課に尋ねてみたところ、「そのような話は聞いていません」ということだったので、至急対応をするように指示。

 よく聞けば、お城入場の減免申請だけは出されていたとのことだが、そんな対応では手ぬるいので、時間を調整してもらって私がインタビューに応じることにした。

 一行の中にはOさんを通じた掛川事情通の方が通訳をしていて、市役所の建物に非常に惹かれているということだった。

 話を聞くと、中国の浙江省にはテレビチャンネルが50以上もあって、彼らが日本についての驚きはテレビチャンネルが6つくらいしかなくてあまりにも少ないという事だったという。

 浙江省には日本観光客が多くて、彼らの多くは「富士山をみたい、お城をみたい」という要望が多いようなのだが、東京観光に訪れる多くの中国人観光客は箱根から富士山を見て東京へ引き返すパターンも多いとか。

 新幹線に乗って掛川まで来てほしいものである。

 「北海道なんかはどう思いますか?」と訊いてみたところ、「それはもう、あこがれの地ですよ」という嬉しいお答え。

 「ただ、ホテルがとれません。中国は2月8日が旧正月の休みなのですが、そのときは雪祭りと重なっていて、ホテルが満室なんです。残念です」とのこと。

 札幌でホームステイでもすれば、もっと多くの中国人観光客を迎え入れることもできそうだ。そうすれば、政府同士のつばぜりあいを超えた、民間交流もできそうなものだ。

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 以前、報徳思想学会で中国人の日本研究の学者さんたちが掛川でシンポジウムをした際に、「日本人にどういう印象をお持ちですか?」と訊いてみたことがある。

 そのときの若手の女性研究者からの驚くべき答えは「日本人は怖いです」というものだった。

 中国での徹底した半日教育のたまものと言えばそれまでだが、そのような誤解を実体面で解きほぐすにはありのままの日本をもっと多くの中国の人たちに見てもらうことしかないだろう。

 静岡県も早く静岡空港を完成させて、国際間交流の花が開くことを期待したい。



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こままさ