10月1日。 郵便局が今日から分割されていよいよ会社組織になった。 電電公社や、国鉄や、専売公社などが次々に民間になった昭和の時代が、いつの間にか遠い昔のような気さえする。 昔は教科書で「三公社五現業」と言うのがあって試験に出ていたことを思い出す。 (今や、死語となってしまったが) 国鉄の民営化は我が弟にも、理想をもって生きようとしたその生き方を大きくゆがめてしまった。 いまや、昭和とはその響きだけで戦争を思い起こす言葉なのかもしれない。 教科書からも「集団自決」の文字は消えてしまう。 ”おじいやおばあはうそをついたと言うことか”と言う高校生のメッセージも検定官の胸は刺さなくなってしまったのだろうか? 今は、もう平成の世、昭和の時代の思い出したくない遺物など季節の衣替えとともにどんどん捨て去ってしまえとでも思っているのだろうか。 何十年も後に、”なるほど、われわれは良い選択をしたのだ”といえるようになりたいと思う。
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