この番組が好きで毎週ほとんど見ている。 今日は海草であるウミショウブの話。 沖縄の島でたったの3時間の間に繰り広げられる神秘のドラマ。 ウミショウブの雄花は大潮の日に突然に花開きその真っ白い花は海面を走り出すのだ。 無数の数知れないかわいい小さな花たち。背丈はたったの3ミリ。 見る見るうちに海面を埋め尽くす。そして行き着く場所を探し始め走り出すのだ。 すると水面が見る見るうちに下がり始めそれまで水面下にあった雌花が顔を出す。 間髪を居れずに雄花たちは雌花に吸い寄せられていく。 命の神秘という言葉が使われるが、まさに神秘そのもの。 なぜ、大潮の日を知っているのか。 なぜ、水が引く時間に花開くのか。 いまだ解明されてはいないという。 太古の昔から繰り返されている生命のドラマ。 子孫を残し生きていく道を探して海中にその場所を定めたウミショウブ、進化の道をたどることなく その当時のままの方法でずっと神秘なままの生き方を繰り返してきた。 これ以上合理的な方法は見つからないことを彼らは知っている。 生命を子孫に受け継がせる方法・・・なんと神秘に満ちていることか
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