昨日は母の誕生日であり、今日は長男の誕生日である。2人の年齢差はちょうど50歳。 その間に私がいる。 考えるととても不思議。 人類が命をつないでいく過程が改めて見えるようだ(かなり大げさな表現(苦笑)だけど) 奇しくもその前日次男からも「おばあちゃんは、どう元気?」と電話が来た。 「ああ、元気だよ、あんたのところからはがきが来たって喜んで電話してきたよ」 「それに、知ってた? 明日は誕生日なんだよ」 「あ、そうか、いくつになるんだっけ?もう、80?」 「いや、79だよ。相変わらずよく動いてるよ」という、会話をした。 たまたまその日のお昼には母から電話が来て 「孫の写真を入れた残暑見舞いが送ってきたけど、大きくなったねえ。あんたのところにも届いた?」と、聞いてきていた。 その時点では我が家には何も届いていなかったので「ううん、来てないよ」というと、 「ふ〜ん、そ〜ね。家にだけ送ってもろうて気の毒やったねえ」と、いかにも嬉しそうな声を出していた。 明日は長男の思いつきで実家でバーベキューをやることになっている。 たまに、 もしかしたら子育てを間違ったんではないかなんてへこんでしまうときもあるけれど、偶然にしろ年をとった母のことを気遣ってくれる子供たちがうれしかったりする。 19歳の少年が遺体で発見された事件。 予想されたとはいえ、胸の最奥からしんと冷え込んでしまって胸の奥を見つめるほどに眼のない眼から涙が流れるような思いがする。
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