日々の思い

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手作りの結婚式
2001年03月25日(日)

昨日は姪の結婚式のため実家へ行ってきた。
姪が紹介したい人がいると彼を連れてきたのは昨年の秋頃だったろうか。
年下なんだけどといいながら二人でやってきた。
そして来年の春4月で出会って1周年なのでそれを機に入籍したいと思っている。
お金が無いので結婚式はしないという。
それはそれでいいじゃないかと納得、ふたりで仲良くねといって返した。
実はこの姪は生まれてすぐ父親を無くし、父の顔を知らずに育った。
そのため小さい頃は、我が家へくるとうちの子供達と同じ事をして主人と遊んだ。
父親が欲しかったのだろう。
結婚の話を聞いた私の母はなんとかして、せめて、
会費制でもいいからと披露宴をやろうと言い出し
実家ですることになったのだ。
私は6人姉妹。真中だけが男。
それぞれが配偶者とその子供達をつれて全員出席となった。
総勢21人。
母は何日も前から式次第を考えお料理やお酒お嫁さんとスーパーで特売に出かけては買い集めていた。
お花を飾り式場を作り弟が司会をし主人が挨拶。
母は振り袖を着せるのに図書館から本を借り、お嫁さんをモデルに帯結びを練習したという。
当日は私を助手に、何とか花嫁を作り上げた。
ビデオをまわしながら母の顔を見ていると、つらくなる。
初めての孫の結婚式。
父がなくなってかわいがっていた犬も、なくなり、心が空洞になっているところに、この結婚
。すべての気持ちをこめて作り上げた花嫁。
あまりの打ち込みようにこのことがまた母の寿命を縮めたような気がしてならない。
お正月に会ったときからするとかなり、耳が遠くなっている母を目にして感じたことではある。



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