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ロバート・ゴダード 「リオノーラの肖像」
2001年02月20日(火)

ロバート・ゴダード 「リオノーラの肖像」
かなり厚い文庫なのだけど読み出したらやめられなくて
ほかのことそっちのけで読んでしまった。
一人ってこんなときにとっても便利!
分類は多分推理小説になるのでは・・
はじめに出会ったゴダードは、「闇に浮かぶ絵」
ちょっと始めは入り込みにくかったが、
上巻の中ほどですっかり引き込まれた。
それで次はと選んだのが、この本。

70歳の女性の告白のような感じで始まる。
推理と言うより戦争をも扱った大河物。
実に壮大なスケール。
どちらの作品にも共通するのだが、大きな秘密が、はじめから設定されている。
でもそれが何なのか最後まで読み終わらなければ明かされない
これでもかこれでもかと、なぞが明かされる。
そして、それが歴史を感じるほどの長さで解き明かされるのだ。
この作者は反戦論者に違いない。




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