ジョン・グリシャムの「パートナー」上下を読み終えた。 初めて、「依頼人」を読んでから、 この作者の作品のとりこになり単行本が出るのを待ちかねて ずっと読んできた でもこの作品は今までのものとは傾向が違っている。 グリシャムの作品は、弁護士が主人公. んとなく尊敬と憧れを持って読んできた。 アメリカにおける弁護士は日本と違って、 事件がおきるとそれを追っていって仕事をとるなど巷にあふれているらしい. 「処刑室」の弁護士は祖父の弁護をする。自分のルーツを探すために。 「依頼人」の弁護士はほんの子供のために1ドルで弁護を引き受ける。 でも、 「パートナー」の弁護士は大金を持って逃げている。 完全に別人として・・そして自分からFBIに捕まるように周到に手配し 最後は実にうまく刑を逃れる 最後はびっくりのどんでん返しで終わるのだが・・・ はじめ、読み終えたときこれは違いすぎると、かなりがっかりした. でも時間が過ぎるにつれ、これは、新しい境地なのかもと、 思えるようになった 次の作品が文庫で出たらやっぱりまた手にするだろう
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