日々の思い

ひばり【MAIL

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ラーメン屋さんにて
2000年10月07日(土)

陶芸教室に出かけて、発表会に向けての作品作りで一生懸命です。
今日も、午前、午後通してやりましたが、ほかの作品の色付け作業があったので、なかなか進みません。
お昼ごはんを食べたときのこと
手早くラーメンで済まそうと、ラーメン屋さんにはいった。
混んでいたので合い席になり、見るともなく向かいを見ると、やたらに恥かしそうに下をむく。知的障害者のようだった。
悪かったかなと思っていると、向かいの席にラーメンが届いた。

よく見ると父と子のようだった。
すると男性(子供のほう、20歳を過ぎていた。)
大きな声で、「頂きます」という。そして。もう一度「お父さん頂きます。」そうするとおとうさんが、優しい声で、「はいどうぞ」という。
つぎに父親のほうにも注文のラーメンが届いた。
「お父さん!頂きますは?」子供のほうがまた声をかける。
「はい、頂きます」 そう答えて父親が食べ始める。
そうすると「あ、ちょっと待って、帽子が汚れるよ」
子供が、父親のひざにおいてあった帽子をよけてやり
「はいこれでいいよ。お父さん、おいしいね」
そういいながら食べ始める

。博多は、辛子たかなが有名で、その店はそれを売りにしているのだが、
父親のほうが

「辛いけどちょっと食べてみる?」と聞くと
うん、ちょっとだけね。おいしいもんね」
といってちょっとだけ入れてホントにおいしそうに食べていた。

目の前で行われた会話だが、
こんなに優しい親子がいるのかと思わず目を見張るような関係の父と子であった
とにかく忙しい店の中で、ほっとするような空間に出会った気がした






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