くじら日誌
温かい、紅茶を傍らに。
穏やかで何もない日々だけれど。
せいいっぱい、生きよう。

2009年10月26日(月) 家族

「家族ってなに?」とうすいさんに聞かれてしまった。
全てが悲しくて「ひとりで頑張る」とわたしが言ったから。


どうでもいい存在だったら迷惑を掛けようが自分だけ楽しようが、そんなのお構いなしだけど。大切な人だからこそ、迷惑を掛けたくないし、家にいるときくらい休んでいて欲しい。わたしが逆の立場なら、一生懸命仕事して帰ってきたのだから家でくらい休みたい、と思うよ。

すぐ傍にいるのに、自分の大切な人が疲弊しているのに、自分は何もできなくて「ひとりで頑張る」なんて言われてしまうのは、男としては情けないし腹立たしいし、ショックなことなのかもしれない。でも甘えすぎて頼りにしすぎて、その期待を裏切られるのはもう疲れてしまった。「○○してほしい」とは言いたくないし言えない(休んで欲しいから)。だから自発的に「○○しようか?」と言ってくれるのを待つだけ。でも待ちぼうけ。で、ひとりであれこれ考えた末の「ひとりで頑張る」。

確かにこれじゃ家族じゃないね。でも夫婦ってもともとは他人なのだし、「家族だから」って安心しきっていてはうまくいかない気がする。お互いを尊敬して尊重して労わり合う努力が必要だと思う。


なんていうか、「ひとりで頑張る」の発言もきっと甘えてる。うすいさんの優しさに甘えようとしていた。「もう十分頑張ってる。もっと頼っていいんだよ。」と言って欲しかっただけなんだ。あああ。バカだね。うすいさんはきっと静かに怒っている。凍てついた炎のように。


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