「ラプンツェル」の夢を見た。でもわたしはあの童話はあまり好きじゃない。好きじゃないからこそ、夢に出てきたんだろうか。長い長い髪の少女。悩むのはやめた。迷うのもやめた。もう終わりにしよう。今はただ、目の前にあることだけ考えよう。今わたしにできる精一杯のことをやればいい。明日に怯えることほど無意味なことはない。昨日に縛られることほど愚かなことはない。わたしにあるのは「いま」だけなんだから。そう思わずにはいられない、冬の夜。