くじら日誌
温かい、紅茶を傍らに。
穏やかで何もない日々だけれど。
せいいっぱい、生きよう。

2002年06月13日(木) 集真藍――冷淡・移り気


ひとつだけ色の違う紫陽花の根元には死体が埋まっている。


大平山のあじさい坂へ行って参りました。
毎年恒例の「あじさいまつり」は
明日からのようでしたが、人は沢山いました。
見頃にはまだ少し早かったものの、
綺麗に咲いておりました。
紫陽花に限っては、晴天よりも曇天もしくは
雨天のほうが綺麗に見えるような気がします。

山中、目を閉じて耳を澄ますと
色々な音が聴こえてきました。
鳥の囀りだったり、葉の擦れ合う音だったり、
木の上から零れ落ちてくる雨水の音だったり。
必ずしも静かではないはずなのに、心は静かになります。

「あじさい色のソフトクリーム」という物が
売っていたので食してみましたが、
何の事は無い、紫いものソフトクリームでした。
美味しかったですけどね。

去年は見頃を過ぎた7月に行ってみたのですが、
何を血迷ったのかスカートにサンダルという格好で、
猛暑の中石段を登って気持ちが悪くなりました。
すれ違う人々は皆ハイキング姿だったので、
自分だけ妙に浮いていて恥ずかしかったのを
覚えています。



そういえばこの間電話でお客様に聞かれた「本山種」。
烏龍茶の一種のようです。
安渓六大銘茶の中のひとつで、
鉄観音種の近縁種だそうです。
お客様が言われたように「百合の様な香りがする」のか
否かは分かりかねますが。

「茶縁」には置いてあるかなー。



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