突撃ラヴハート
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2004年01月15日(木) 芥川賞

(MOZ)
ちょっとまじめな話。

芥川賞受賞者が本日発表された。
別に史上最年少だとか、女性2人ダブル受賞だとか、
そのあたりは全く関係ない(というか、むしろ歓迎)。
ただしイヤな予感が的中。
金原(かねはら)ひとみ「蛇にピアス」。
たまたま書評を読んでいて、
「イヤな本が出版されたもんだ」と思っていたら、
なんとそれが芥川賞。

はっきり言って芥川賞の権威も何も認めていないが、
売れ行きには関係するのは承知、という意味で
いわゆる世間に与える影響はまだ残っている。

そして『蛇にピアス』は身体改造の話。
作者に対して難癖を付けるつもりも全くない。
どんな物語を紡ごうと、それはそれで個人の自由。
罪は選考委員にある。

はっきり言って身体改造なんていうのは、
マイノリティであるからこそ意味のある行為。
五体満足な身体、というマジョリティがあるからこそ、
改造されたマイノリティの際だつ意味がある。
(この意味でSMや同性愛とは位相を異にする)

それを「芥川賞だってこんなエッジな行為を認めるんですよ」
という嫌らしい大人根性で作品を受賞させる。

そんな態度が透けて見える受賞に吐き気がする。

世界と折り合いをつけるための身体改造行為に
世間が理解を示したら、その行為は意味を無くしてしまう。
(ファッションで改造する人もいるかもしれないが、それはそれ。
多くの人は世界との関係性に関わる行為であると、私は認識している。)

これは選考委員 村上龍による呪いである。

マイノリティに理解を示したことで、
身体改造行為によって世界と通じていた人々の
退路を断ってしまったという意味において。

ただしね、作品を読んだら印象が変わるかもしれません。。。

しかしマジョリティがあるからこそ引き立つマイノリティを
白日の下にさらしてしまった呪いのつけは
我々の社会が払わなければならないことになるのだ。




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