地元の同級生のMちん。
小中学校が一緒だったけど、一度も同じクラスになったことはなし。。。
町内で同じ「子供会」だったから顔を合わせることはあったけど、 人数が多くて少ししか話したことがない子だった。
高校卒業後の夏からはじめたバイト先にいたの、Mちんが。 同年代のバイトが10人くらい。
休憩時間とか、待ち時間に、バイトのみんなで楽しくおしゃべり。 Mちんは、彼氏が出来たばっかりでラブラブ話ばっかり。
「彼ったら、毎日電話くれるのぉ〜。えへっ。」 「彼ったら、私のことすごく束縛するの。うふっ。」 「彼ったら、すごくサッカーが上手なの。あはっ。」 「彼ったら、すごぉ〜く優しいの。んふっ。」
・・・と、こんな感じで、毎日一方的に「彼ったら・・・」って彼の話。
そんなMちんの話を、そのうちみんなは影で「彼ったら攻撃」と言っていた。。。
Mちんは、さんざん「彼ったら攻撃」をして、 1ヵ月後には「このバイト疲れるぅ〜。私もう出来なぁ〜い。」と言って、 すぐに辞めてしまいましたっ。
それ以来、私は会うことも話すこともなかったんだけど、 Mちんの近所に住んでた友達は、今でもMちんと連絡とって会ったりしてるらしい。
数年前に結婚したMちん、今度は、 「うちのダンナったら、毎朝早いのよ。起きるの大変。はぁ〜。」 「うちのダンナったら、また出張なの〜。ふぅ〜。」 「うちのダンナったら、休みの日はずぅ〜っと寝てるかテレビ見てるの。ぶぅ〜。」
・・・と、「彼ったら攻撃」は「うちのダンナったら攻撃」になったようです。。。 ぷっ。
そんなMちんから、突然電話がかかってきたんですよっ。 ちょっとしたことなんだけど、用があって電話をくれたんですっ。
「久しぶり。元気だった?」から始まって、 「今どうしてるの?へぇ〜。」ってなって、 いろいろ用件を聞いて・・・。
その後の話は、 「うちのチビったら、よく泣くのよ。」 「チビったら、元気すぎて大変なの。」 「チビったら、髪の毛が天パーなの。くりんくりんよ。」 「チビったら・・・・」
・・・と、「チビったら攻撃」が数分。。。
チビ=3歳になる子供(男の子)。
話し出したら一方的で、止まらなくなるのがMちん。 そろそろ電話終わらせてもらおうかしら・・・と思った頃、 タイミングよく、電話の向こうで「ギャーギャービィービィー」とチビの声。
そこで「じゃあ、またね〜」と電話終了♪
バイト先で一緒だった頃もよく喋る人だと思ってたけど、 その2倍のスピードですごくよく喋るMちん。
私の知り合いの中で5本の指に入るわねっ、この喋りは。 おみごとっ!
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